【JN】長男と日本人ラッパー【男主】 (ページ45)

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雑誌インタビュー
2017年○月○日掲載

SERA「自分と世間とのズレが怖い」

まず初めにSERAさんが音楽に求めている事とラップを始めたきっかけについてお聞きしたいです

SERA：嘘じゃない音楽を常に求めています。
これは音楽を始めた時から思っていることで。
中学の時かな？邦ロック、バンドのライブ見る機会があって。インディーズのバンドだったんですけど。その時、すごい衝撃で僕もバンドやりたいなって。ギターも作詞作曲もやる様になったんですけど、メンバーが集まらなくて。まあそれはそもそも同級生に友達が居なかったっていうのもあると思います。なんか小さい時から同い年とか年下からいい目で見られない事が多くて。なんとなく嫌われてるなっていうのと居心地の悪さみたいなのを感じてました。どっちかと言うと年上に好かれるっていう。だから中学の時点でバンドは諦めて、じゃあ他に何か1人でもできる音楽ってなんだろうって探した結果出会ったのがラップで。周りに嫌われてたからこそできる歌詞作りというか。当時は尖ってたと思います。mcバトルで罵られても言い返せる余力があって。で、いつしかそれが自分の得意なものになっていました。

バンドマンを目指されていたとは知りませんでした。何故、中学時代周りから嫌われていると感じたんでしょうか？

SERA：うーん。なんでかな。何となく輪に入り込めなくて。物心ついた時から「愛想が無くて可愛げのない子」って言われていました。感情を表に出すのが苦手で何かをしてもらってお礼を言っても「本当にそう思ってるの？」なんて言われたり‥‥
中学からは曲に対しても拘りがあって、だからクラスメイト達から浮いていて。「私達とは違うって思っているんだ」って勝手に思われてたんじゃ無いかな。実際僕はそんなこと考えもしなかったですけど。周りの子と会話するのを諦めていたし、何かを理解して貰おうって思わなくなっていたところもあったのでそう受け取られたのかもしれないです。

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