【JN】長男と日本人ラッパー【男主】 (ページ29)

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jin side

フロントにはホテル受付さながらの紳士みたいなコンシェルジュおじ様が居て「お帰りなさいませ」なんて僕らに一例する。

エレベーターの前に行きボタンを押すセラさん。

セキュリティがしっかりとしてるな。
高層マンション。よく聞く単語。僕等もいつか宿舎を出たらこんなところに住めるのかな。

開いたエレベーターの中に入る。
31階のボタンを押すセラさんにやっぱり1人で作詞作曲やっていたらそれくらいは儲かるのだろうなと思った。

『あの。ソクジンさん』

また僕を見上げるセラさん。だからその顔ダメだって。

『ソクジンさんの方が僕より年上‥‥ですよね、？何年生まれですか？』

「92lineです。セラさんは？」

『やっぱり‥‥
僕は97年です。あの、僕には敬語じゃなくて良いですし、全然呼び捨てして下さい！なんだか申し訳なくて、』

「ヤーウリマンネと同い年なんだね。分かった。敬語やめるね、セラ。その代わり僕のこともヒョンって呼んで欲しいな」

『わかりました、ジン、ヒョン』

照れ隠しなのか下を向いて爪をいじるセラ。

‥‥今ならジョングガの可愛さにやられて胸を抑えてたジミナの気持ちがよく分かるよ‥‥

音を立てて止まるエレベーター。
緊張してきたな‥‥

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