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104 夢主side ページ5







「皆さん、新しい依頼です。どなたか希望者は_____」





「「「パス」」」




「(ん、此処の咖喱はやはり良いですね。)」








純喫茶_うずまき_


其処は、休憩中の我々探偵社員がよく屯しているところです。


此処の辛い咖喱は、とても良い風味なので好きです。




お昼を食べていると、敦君が仕事を持って来てくれたようですが、誰もやる気がありません。








「反動ですかね…」


「燃え尽き症候群だよ。組合戦は創立以来の大激戦だったから……」


「あれ?そう云えば国木田さんは?」


「上。何か逆に遣る気出てた。」









あぁ、そういえば朝から張り切っていた気がしますね。

でも、国木田さん以外はそのようではないようで……



ん?何故治君は珈琲を頭から被っているのでしょうか…?まあ、突っ込むのは野暮な事でしょう…。







「おば様、咖喱を頂いても?」


「はいよ。けど、いつも同じで飽きないのかい?」


「?美味しいものに飽きるとかあるんですか?」


「もうっ!口が上手いんだからっ!」








バチィィ!と、おば様が私の頭を勢いよく叩く。反射が追いつかなくて、頭を机に強く打ってしまう。



ゴッ!



……痛いです…。








私達がそんなやり取りをしている中、敦君が軍警からの報告を読む。



けど、乱歩さんがそこまで重視していないので大丈夫であろうと思う。

それに、もう彼奴の手によって、組合の遺産はとうに回収されている。

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作者名: | 作成日時:2021年4月11日 11時

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