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コツコツコツ……
石燕と太宰が歩いている此処は特務課のある建物内。とても静かで、少し気味が悪い。
「此処か…」
「そのようですね。」
何人かが警備している扉の前に行く。そこで、顔を確認されると、中に案内される。
「さて、一仕事やりますか。」
太宰がそう言えば、石燕は頷き、近くにあるパソコンを起動される。
「中の様子は？」
『静かです。誰も居ません……』
太宰と敦の回線が切れないように、両手を忙しく動かす石燕。
手を動かしながら敦達の会話を聞く。ヘッドホンからは、白鯨の異能力者であるメルヴィルの声も聞こえてくる。
聞こえてくる話から白鯨は落下していることが判る。そして、その白鯨の七割は兵器置換をされている為、メルヴィルの操作能力は最早無いに等しい事も。
「(やはり…そう来ましたか…)」
ヘッドホン先から敦の作戦中止の声があがる。だが、作戦に変更は無いと言い切る太宰。
『太宰さん……石燕さん……この事態を予測していたんですね？』
「可能性の一つとしてね。それを含めて君を適任者と判断した。
やれるかい？」
太宰の問いかけに一息つくと、落下を防ぐ方法をメルヴィルに聞く敦。
メルヴィルが言うには制御端末を奪う必要があるとの事だった。
敦はその事と、何故此処に残っているのか聞けば走り出した。
「……！…治君…何処からか通信がきた。どうする？」
「応答しよう。」
太宰の返答を聞くと、即座に応答になるようにする。
『ご機嫌かね太宰君、石燕君?』
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楓(プロフ) - あ、本当ですね！ご指摘ありがとうございます！ (2021年5月23日 13時) (
レス) id: 8b752a0121 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 41ページ 探偵社)に電話して！ の ) は不要ではないでしょうか？ (2021年5月23日 13時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2021年3月17日 18時
