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石燕が問えば、視線を泳がすモンゴメリ。その様子見て口を開く敦。





「異能は便利な支配道具じゃない。それは僕が善く判ってる。

自分の創った空間に死ぬまで_____
否、死んだ後も囚われ続けたいか?」






そう敦が言えば、自分は失敗するわけにはならないと泣きながら言うモンゴメリ。





「今から手を離す。決断の時間は扉が閉まる一瞬しかないよ。」





モンゴメリに同情しているせいか、苦しい表情をする敦。
ぱっ、と敦が手を離す。




次に目を開けると、見慣れた街並みだった。異空間から出れた事を喜ぶ谷崎兄妹。

そこから少し離れた所で泣いているモンゴメリ。敦が声を掛けようとすれば、走って逃げられる。




「…敦く_____」



「あぁぁあっ!エリスちゃん!」







落ち込んでいる敦に声を掛けようとすれば、大声を出す男性。

どうやら、迷子の女の子が見つかったようだった。確かに、綺麗な容姿をしている子だが、大分尖った事を言っている。






「確かに、可愛らしいお嬢さんですね。」

「!判ってくれるかい?!」





少し五月蝿いな、と思ったが失礼かと思い言わない石燕。




「私、エリス!貴方は?」



興味深々なのか、石燕に駆け寄りながら聞くエリス。そんな、エリスを可愛らしいと思う石燕。






「初めましてエリスちゃん。私は、鳥山石燕と申します。」





エリスの身長に合わせてしゃがみ込む石燕。頭を撫でると嬉しそうにするエリス。その様子は微笑ましいが、石燕が羨ましい男性もとい、林太郎さん。





「…その、面倒臭い女性みたいな嫉妬やめていただいても?」

「おっと、これは失礼。」

「リンタロウって気持ちが悪いわ」





酷い!けど好き!と言う林太郎をこいつマジかっていう顔で見そうになった。





「失礼ですが、エリスちゃん。貴方にとって、林太郎さんとは?」






ずっと気になっていた事を聞く石燕。きっと、保護者だったり、大切な人と言うんだろうと思う。



しかし、これは所謂フラグというもので…









「ロリコン変態」

「…嘘でしょう…?」

「待って!勘違いしているよ!絶対に!」

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(プロフ) - あ、本当ですね!ご指摘ありがとうございます! (2021年5月23日 13時) (レス) id: 8b752a0121 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 41ページ 探偵社)に電話して! の ) は不要ではないでしょうか? (2021年5月23日 13時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年3月17日 18時

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