検索窓
今日:14 hit、昨日:22 hit、合計:41,081 hit

80 初夢主side ページ30





「あれがQの監i禁施設か。」


「そうみたい。」






治君と草木を掻き分けながら進むと見えてきた、木製の家にはQと呼ばれる少年がいるそうだ。






_______私には、あまりにもその少年が可哀想に思える。






好きでこの世に生まれてきた訳じゃない。好きで異能をもっている訳じゃない。


大人の勝手な都合で、恐れられ、疎まれ、閉じ込められてきた少年、、夢野久作。







本当に人生は不公平だ。








「……!」





そう考えていたら、治君と私に照明が当てられる。






「こんばんは。うちの作戦参謀は敵行動の予測が得意なもので。」






ニコリと人が良さそうに笑みを浮かべるスタインベック。その後ろにのそりと立っているラヴクラフト。



この様子からして…







「「……罠か/ですか。」」



 


どうしたものか、治君と二人で目を合わせて笑い合う。




そんな事をしていれば周囲を武装した人に囲まれる。







そんな事しても無駄になるだけなのに…。可哀想に。




そう、思ったと同時にラヴクラフトに大きな岩が当たる。その岩から人影が見えた為、治君の方を見れば嫌そうにため息を吐いている。








「最初に云っとくがなァ。この(ゴミ)片したら次は手前(テメェ)だからな?」


「あーあ、矢っ張りこうなった。だから朝から遣る気が出なかったのだよねぇ……。」




会って数秒でバチバチの御二方。







「はい。仲良くして頂けると嬉しい限りで御座います。」




私がそう言えば、二人揃って無理だと言う。




……なんやかんや仲がいいのでは……?

81 夢主side→←79



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - あ、本当ですね!ご指摘ありがとうございます! (2021年5月23日 13時) (レス) id: 8b752a0121 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 41ページ 探偵社)に電話して! の ) は不要ではないでしょうか? (2021年5月23日 13時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年3月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。