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「国木田さん!あっちの方です。」

「あぁ、判った!」



異能で鏡花達が落ちて来る場所を言う石燕。



異能力をずっと発動させているため、集中力が切れそうな石燕。だが、後輩と『また会いましょう』そう約束した鏡花の為だった。






「【異能力 風神】!」




小型高速艇が移動したら、鏡花達が降ってきた。それを風神の風を起こす能力で受け止める石燕。




「お疲れ様です。敦君。
鏡花ちゃん。もう、休みなさい。」





そう言えば、鏡花は眠りについた。





「この大馬鹿野郎!よくやったぞ!」





その様子を見た国木田はそう言う。





「…本人が起きてる時に素直に言えば良いじゃないですか?」


「五月蝿い。空気を読め、石燕。」


「あらあら」








すみません。と、石燕はニコニコしながら言う。





「…帰るぞ。」

「えぇ。もちろん。」







ーーーーー





次の日、敦は混乱していた。

なぜなら、出社したら鏡花が着せ替え人形化していたからだった。
また、もう一つあった。





「…石燕さんは何しているんですか?」

「…これを見て判りませんか?」





口は笑っているが目は一切笑っていない石燕。そして心なしか疲れている様に見えた。





「石燕お姉様!かぁわいいですわ!」


「…どうしましょう。この感情。なんとなく、誰かを殴ってやりたいです…。」


「いいぞ、太宰を殴ってやれ。その唐変木にお似合いの痕をつけてやれ。」






鏡花と同じようにメイド服を着せられている石燕。その石燕の姿を写真に収めているナオミ。

探偵社はカオスな状況だった。

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作者名: | 作成日時:2021年2月28日 20時

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