3話 ページ8
「まぁまぁ。ところでAちゃん、実はこのクッキーあと20枚くらいあるんだけど」
「えっ、そんなに作ったんですか？なら家に持って帰っても…」
「そうじゃなくて！！俺のクッキーは出来立てが美味しいから今がそのピークなんだよね」
「そうですか。なら私が頑張って食べますけど、」
…ん？
何でそんな冷たい目で見てくるんですか
「…Aちゃんって鈍感だね」
「失礼なこと言いますね」
「違うんだよ！！俺は、クッキー余ったなーどうしよっかなー？出来立てをできるだけ食べて欲しいなー？
だぁかぁらぁ！！」
「私が食べるんですか？」
「ちがぁーう！！」
ずびしっと躊躇なくチョップされた！！
「痛い…何故！？」
「今から離れに行こう。」
「は…え！？」
察してもらうことを諦めたらしいソクジンさんは被せながら言った。
「離れに行ってクッキーのお裾分けしよう。」
「え゛ぇ！？」
なんて急なんだ…
ソクジンさんを見たら、もう既にクッキーにラップをかけ始めていた。
＊
「インターホンあるね」
「ほんとにお裾分けするんですか！？」
一応これでも反対したんだけど、ソクジンさんは最終兵器を持っていた。
私を子犬みたいに持ち上げてここまで連れてきたのだ(物理)
「だってここで働いてるのに住んでる人に挨拶しないのは可笑しいでしょ？」
「それはそうなんですけど…」
「逆になんでそんなに会いたくないの？女の子ってイケメンなら誰でも会いたいでしょ」
女の子をなんだと思ってるんだ…。まぁ、確かに過半数はそうかもしれないけど、違う人は必ずしもいるわけで…ん？
私は過半数の方に入りますが？何か？
いやいやそんなことよりも！！
「怒られませんかね？勝手に離れに近づくなんて…」
「それは…うん。
怒られてから考えよう」
完全に小学生の発想だ。
ソクジンさんの顔が生き生きしてるもん
「押すよー」
「あっ、ちょっと！！」
ぴんぽ、ぉん…
なんだか気が抜ける錆掛けの音が響く
勢いよく扉が開いた。
「はーぁい！って、あれ！？人がいる！！」
インターホンを押したらもちろん人は出てくるに決まってるけど、いざ出てくるとドキッとするもので、思わずソクジンさんの後ろに隠れた。
「(人がいる…？)はじめまして。クッキーのお裾分けに来ました」
「くっきー！すごい！クッキーが来た！！」
なんか、上からソクジンさんの視線を感じる…
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ティラミス(プロフ) - ジンニムと主人公ちゃんとテテの3人の会話が、というか主人公ちゃんが面白くてめちゃ笑わせてもらいました！笑後半からいろいろと悲しすぎて胸が痛かったです(；＿；)これからどういう展開になっていくのかすごく楽しみです！更新頑張ってください！！ (2018年4月5日 17時) (
レス) id: 8810c09dc0 (このIDを非表示/違反報告)
いくみん(プロフ) - パス解除待ってました~(T_T)また楽しみにしてますね! (2016年8月7日 21時) (レス) id: 970b4833a7 (このIDを非表示/違反報告)
どーん(プロフ) - ミョンファさん» 嬉しいです！！期待に答えられるよう精一杯やらせていただきます！ (2016年6月25日 11時) (レス) id: da3ea46b05 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - 今一番お気に入りのお話です！更新楽しみにしてますね〜＾＾ (2016年6月24日 2時) (レス) id: 9c6bf2f88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どーん | 作成日時：2016年6月7日 20時
