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オムライス ページ28

海に行こうぜ!いえい!
と言うと、テヒョンさんは私が押しかけたよりも、もっと大きく目を見開いた。

目、大きいな
これ以上大きくしたら漫画みたいに飛び出そう


「なんで、うみ…?」

「この前海の話しましたよね?まだ時期は早めなんで泳げませんけど、かき氷なら食べられると思ったんです。」

「かき氷…」


ぽけーっとした顔がだんだんと周りにキラキラが見えてきた。わかりやすい…と思いながらじーっと見つめる。

口をんーっと横にして、かっ!て目を見開いた。
じーっと見ていた私と目があった。

そのままじーっと見つめあったまま。
なんだこれ…?



「外でかき氷食べれるの!?」
「え、はい。とりあえず奥様に許可をいただいてから、なるべく近くの海にしようかなって…」

うんうんって頷いて、ばっと右手を上げた。


「行こ!!かき氷一緒に食べよう!!あと焼そばとー、焼きとうもろこしとー」

良かった!喜んでくれた!!
ミンギュありがとう、って心の中でお礼をする。

久しぶりにテヒョンさんが笑ってるところを見たような気分だ。
この笑顔で悩んでたもやもやがすぅっと溶ける感じ

根本的なところはまだ解決していないけど、
少しでも…テヒョンさんの役に立ちたいなって思うから、


「テヒョンさん、私は」


きぃ…ばたん。
離れの扉の開く音が聞こえて、思わず黙り込む。

あれ、私…なんて言おうとした?
ってかそれよりも、


「え…?」

誰か来た?ここに?
って思ったけど、ソクジンさんだと思い直して安心した







のに、

「テヒョンー大丈夫…って、あれ?」


黒い髪に、垂れた目。
どう見てもソクジンさんじゃない!!



「え、誰…ですか?」
「ジミナ!!」

ジミナ…?ジミナさんが、私をみてポカーンとする
私も訳が分からずポカーン


「ジミナ!!久しぶり!!」

ただ1人、テヒョンさんだけがポカーン2人に挟まれているのに、にこにこしていた。


「テヒョン…?その人誰?」

ジミナさんがテヒョンさんに聞く。

「Aちゃんだよ。最近新しく入ってきた家政婦!」

「は…家政婦?マジで言ってんのかよ」



なんだ
え、どういうこと

家政婦だと言った瞬間、明らかに彼の目が驚きから嫌悪に変わった。

冷たい瞳に、背筋がゾクッとした









「…お前、あのこと忘れたのかよ」


…あのこと?


「忘れてない。忘れてないけど、Aちゃんには関係ないよ」

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ティラミス(プロフ) - ジンニムと主人公ちゃんとテテの3人の会話が、というか主人公ちゃんが面白くてめちゃ笑わせてもらいました!笑後半からいろいろと悲しすぎて胸が痛かったです(;_;)これからどういう展開になっていくのかすごく楽しみです!更新頑張ってください!! (2018年4月5日 17時) (レス) id: 8810c09dc0 (このIDを非表示/違反報告)
いくみん(プロフ) - パス解除待ってました~(T_T)また楽しみにしてますね! (2016年8月7日 21時) (レス) id: 970b4833a7 (このIDを非表示/違反報告)
どーん(プロフ) - ミョンファさん» 嬉しいです!!期待に答えられるよう精一杯やらせていただきます! (2016年6月25日 11時) (レス) id: da3ea46b05 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - 今一番お気に入りのお話です!更新楽しみにしてますね〜^^ (2016年6月24日 2時) (レス) id: 9c6bf2f88d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どーん | 作成日時:2016年6月7日 20時

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