3話 ページ14
「あー気持ちいー…」
「Aちゃん容赦ないね」
「へへ。いいじゃないですか
ちょうど暑かったし」
濡れた服が乾くのを例のベンチで待つ。その間髪は自然乾燥だから吹き抜ける風が気持ちいい。
なんか、青春っぽいな
「もー…髪がぺったんこだよ」
確かにいつもきっちり分けてる前髪がぺったんこだ
それが風によってふわふわと揺れるのをじーっと見る。
「んー…別に似合ってますけど」
「……え」
ていうかそんなに変わらない…いや、言うのは止めとこ
ここ数日でソクジンさんはドSだって分かったから
返り討ちが怖い。
さて、テヒョンさんはいつ帰ってくるんだろ
私たちに着替えを貸してから何かを取りに行ってしまったまま帰ってこないし…
「……お世辞じゃないの？」
「え？」
あれ？ソクジンさん…怒ってる？
「別に、お世辞じゃ…」
と言いかけた時、
「なにしてんのー？」
軽い声とともにテヒョンさんが後ろから現れた。
毎度のことながらこの人の登場は突然すぎる…
でもちょっとだけ空気が柔らかくなってホッとした。
ん？なんでホッとした…？
「テヒョンさん、着替えありがとうございます」
「へへ！サイズあうか心配だったけど大丈夫そうだね」
「…はは」
ええ、お陰様で。
テヒョンさんと身長はだいぶ違うのにズボン履けた時は涙が出そうでした。
「あ、でも袖はダルダルだね」
「確かにそ……ぅ、え」
ナチュラルに袖を折られるもんだから変な声が出てしまう。
袖を折るんだから近くなるのは当たり前で、直視できなくて思いっきり視線を逸らした。
いまだにテヒョンさんとは距離感が掴めない(汗)
「よし、できた」
「あ、ありがとうございます…」
ドギマギする私に吹き出すソクジンさん
「ぷぷっ、初だね〜」
「ソクジンさん！！！」
「あはは…。
じゃあ、俺昼ごはん作ってくるから」
昼ごはん…あ！そうだった！
慌てて時計を見たらもうすぐ2時を回りそう
「私も手伝います！」
「大丈夫。元々Aちゃんはお昼からだし、俺1人でできるよ」
「…はい」
「ジニヒョン、俺はー？」
「作るから笑
そんなウルウルした目で見ないでよ」
じゃあ待っててねーと言い残して本邸へと入るソクジンさん。
…なんか、少しだけ突き放されたみたいに思ったのは気のせいかな
「ってこは、Aちゃんは今暇ってこと？」
「あ、はい。多分暇です」
「じゃあさ！離れの片付け手伝ってくれないかな…？」
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ティラミス(プロフ) - ジンニムと主人公ちゃんとテテの3人の会話が、というか主人公ちゃんが面白くてめちゃ笑わせてもらいました！笑後半からいろいろと悲しすぎて胸が痛かったです(；＿；)これからどういう展開になっていくのかすごく楽しみです！更新頑張ってください！！ (2018年4月5日 17時) (
レス) id: 8810c09dc0 (このIDを非表示/違反報告)
いくみん(プロフ) - パス解除待ってました~(T_T)また楽しみにしてますね! (2016年8月7日 21時) (レス) id: 970b4833a7 (このIDを非表示/違反報告)
どーん(プロフ) - ミョンファさん» 嬉しいです！！期待に答えられるよう精一杯やらせていただきます！ (2016年6月25日 11時) (レス) id: da3ea46b05 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - 今一番お気に入りのお話です！更新楽しみにしてますね〜＾＾ (2016年6月24日 2時) (レス) id: 9c6bf2f88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どーん | 作成日時：2016年6月7日 20時
