Episode02 Y155 ページ5
『また誰も来ないし…。』
放課後の部室で一人呟く。
いさみんは、お休みだったけど
マルちゃんとトビオは来てたじゃんか。
さっきまで教室にいて…
気づいたら居なかったから、
ここにいると思ったのに。
もう…ダメなのかな…。
ついこの間まで…
ここで、くだらない事でワイワイ騒いで…。
…楽しかったのになぁ…。
じわっと湧き上がる涙に視界がぼやけて…
すん。
と鼻をすすり挙げると、頬を伝ってぽたりと
涙が落ちた。
強がる相手がいないと、強くいられなくなる。
誰もいない部室では、とことん弱くなってしまう。
何を見ても、くだらない思い出しかないけども。
マルちゃんが持ってきたAV見るためにセンパイが買ってくれたTV。
っていうか、あんなに皆んな、なんでもオネダリしてたのに、AVだけは買ってくるの
マルちゃんだった。
そういえば、なんでだったんだろう。
なんとなく視線を巡らせ目についたものに
手を触れて行く。
いつから置いてあったんだったかな。
このギター。
立てかけてあるギターに手をかけ、弾いてみる。
緩みきった弦がボロンと汚い音を立てた。
『うわ。』
埃まみれになってしまった手に
苦笑して。
この辺、全然触ってなかったし。と苦笑し
パンパンと手を払う。
あ。
ボウリングのピンのレプリカ。
を見つけて、スマホを取り出す。
スマホに付けたストラップが
レプリカの前でゆらゆら揺れた。
いさみんが取ってくれたストラップ。
みんな、付けてないけど。
なんだか、“仲間の証”みたいで
大事で、外せなかった。
ピロリン♪
LINEの通知音に、
画面に目を向ける。
今宵ちゃんから…？
小首を傾げ、画面を指で撫でる。
表示される、LINEのトークに
吹き出しが、ぽんぽんと浮かび上がった。
今宵A先輩
今宵翔くん、知りませんか?
今宵｡ﾟ(´ω`ﾟ｡
今宵ちゃんからのLINE。
いさみん…今日学校来てなかったし。
A私も、気になってたんだ。
A部活終わったら、ちょっと探して見るね!
心当たりなんてないんだけど…。
それでも、何もしないでいられなくて。
ううん。
なにか、やるべき事っていうのが必要だったんだ。
良かった。
これで、まだ強く、
立っていられる。
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みほ(プロフ) - 結姫さん» 独り言ｗｗｗ四巻完結おめでとうございます＾＾おつかれさまです〜 (2017年12月13日 9時) (
レス) id: ffa53d8167 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - はなさん» はなさん、ありがとうございますー^^5巻もお付き合いくださいー (2017年12月12日 21時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - わー!!４巻完結おめでとうございますー^^ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 4219f90d82 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - みほさん» ごめんなさい、レスにしてなかったから、独り言になってましたｗそうなんですよ、ノリの問題なのですが…＞＜；もうちょっとで4巻かんけつなので、何とか頑張ろうと思うです！ (2017年12月8日 0時) (レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - 旅人さん» ですよね＾＾；ありがとうございますー (2017年12月8日 0時) (レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結姫 | 作成日時：2017年9月21日 22時
