Episode01 T10 ページ10
「手をあげろ！」
突然開かれたドア。
驚いて目を見開く今宵ちゃんと、
あはは。と笑みをこぼしたAが
両手をあげる。
部室に入って来たのは、
俺らの先輩。
通称、パイセン。
ランニングシャツに、ハーフパンツに丸いグラサン、サンダル、坊主頭という
えらくラフな格好の小坂秀郎は、先輩といいながらも2年前に高校は卒業している。
…が、ほぼ毎日部室へやってくる。
「トランプやる人ー？」
「なんすか、パイセン。もう。」
でも、おっ ぱいは別。
こんな機会は滅多にないだろう。
毎日やってくるパイセンは後回しだ。
「脅かさないでくださいよ。」
『こんにちわ、小坂センパイ。』
伊佐美と今宵ちゃん。
そしてAは笑顔を向けるが、
俺とマルはそれどころじゃない。
「すいません、今はおっぱ い中なんで。」
俺より素直に、パイセンを切り捨てたマルが
今宵ちゃんの胸を触ろうとしたのを
伊佐美が止める。
「おいおい、だからやめぇって！
今宵ちゃん。
後でLINEするから先帰ってて。」
ここには置いておけないと思ったんだろう。
部室のドアを指差し、今宵ちゃんの
背中を押す。
「はい。失礼しました。
また来ます。」
「あっ
今宵ちゃん、今度おっぱ い触らせてね。」
「はい！」
マルは伊佐美の背中に抱きつくと
伊佐美の胸を触りながら言った。
マル…誰のでもいいのか。
「うるせぇな、やめろってお前。」
「今宵ちゃ〜ん。」
「なんかちょっとあれだね…。
あの子…ば…ばかだね。」
「むむっ
そこがまたいいんです。」
俺のコメントに、
川平慈英風に伊佐美が答えて。
『いさみんの彼女さんが遊びに来てたんですよ。』
Aが、状況についていけないパイセンに
ドアを指差し説明すると、
パイセンは、ふーんと頷いた後
「トランプやる人ー？」
先程より気弱な声で再度トランプを提案する。
「『はーい！』」
元気に手を挙げるマルとA。
「大富豪っすか？」
「ノンノン、もっとヒリヒリするやつや。
今から順番にトランプを引いていき、
ジョーカーを引いた奴がドボン。
パイセン命令として…
散髪に行け！」
「はい？」
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結姫(プロフ) - みほさん» しばらくは、出てこないと思う♪乙女な小説が書きたいのに！汚物のはなしばっかり＞＜ということで、また次巻〜 (2017年8月8日 19時) (
レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 結姫さん» すっごい書いてありましたねｗｗｗ1巻目完結おめでとうございます＾＾我儘なリクエスト、聞いてくれてありがとうございました！次も楽しみにしています♪ (2017年8月8日 19時) (レス) id: ffa53d8167 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - レオナさん» レオナさん、ごめんなさい。2巻目まだ公開できる状況になってなくて、下書きのままなのです。リンクややこしくてすみません><少々おまちください (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - しおらんさん» しおらんさん、ありがとうございます^^ケーキシーン、ほんとはもっと長かったんですけど、パート1をトビオのセリフで終わりたくて、若干短く><そのうちその時の話ももう一度出てくる予定なので、次巻もよろしくお付き合いください^^ (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！パート2なんですけど、パスワードかかってますか？ (2017年8月6日 0時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結姫 | 作成日時：2017年7月20日 0時
