Episode01 Y37 ページ37
「じゃじゃ馬がー！」
牛ですけどね♪
いつものラウンドワンで、
ロデオに乗ったセンパイが
振り回されながら、手を振り回している。
「いけるぜ、まだいけるぜ！」
『いけいけー♪』
田中先生は…酷い事言ってた…。
この楽しい時間、一緒に過ごせるんだから
友達だって思うのに…。
お金だけじゃないよ。
ちゃんとセンパイの事、
友達として先輩として、大好きだよ。
「パイセンー！」
耳の横でトビオの声がしたと思ったら、
ガッと、彼の腕が肩にのしかかる。
「今日、元気なくね？」
視線はセンパイのまま
ぼそって聞くトビオ。
『そんな事ないよ、ちょー元気。』
同じく小声で返す。
「そ？ならいいけど。」
『ありがと。』
結局、センパイはロデオを乗りきり
次はダーツに移動する。
「さぁいっちゃってください、パイセン！」
いさみんの掛け声にセンパイの一投目。
突き刺さったのは、13のシングル。
二投目は、14のシングルだった。
「いくでー！」
「さぁここ！さぁここ！」
「行け行け、行け！」
センパイ気合の声に、
いさみんとトビオが掛け声を上げる。
「やぁー！」
掛け声と共に放たれたダーツは
吸い込まれるように黒のダブルブルへと刺さる。
「「「おぉーーーー！」」」
『センパイ！すごいっ』
「どやさ！」
上がる歓声にセンパイが振り返り、
キメポーズ。
「ブルきたー。」
「よっパイセン！」
「キングオブダーツ！」
いさみん、トビオ、マルちゃんが順に言う。
『センパイ、ほんとダーツ上手ですよねー。
次、バッティング行きましょ、
バッティング♪』
行きましょ行きましょっ
とセンパイの手を引いてバッティングゾーンに
向かう。
バットを持って打席に立つセンパイと
その隣の打席にいさみんが入った。
「「「パイセン！」」」
『ふーっ！』
「「「パイセン！」」」
『ふーっ♪』
思いっきり振ろうとしたバットを
直前でピタッと止め、バントで打球を落とす。
『バント！』
「あはははっ！」
「絶妙！打球死んでるー。」
「必殺仕事人！」
「中村主水！」
「誰が藤田誠や。」
みんなの声に振り返ったセンパイが
ほんとに楽しそうで、
こっちも嬉しくなって自然に笑みが浮かんだ。
「よかったな、パイセン元気出て。」
『ね。』
「うん、ちょっと便所行ってくんね。」
マルちゃんの言葉に、トビオと2人頷く。
「あぁ。」
『いってらー。』
トイレに向かうマルちゃんに手を振る。
「「パイセン、もういっちょ！」」
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結姫(プロフ) - みほさん» しばらくは、出てこないと思う♪乙女な小説が書きたいのに！汚物のはなしばっかり＞＜ということで、また次巻〜 (2017年8月8日 19時) (
レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 結姫さん» すっごい書いてありましたねｗｗｗ1巻目完結おめでとうございます＾＾我儘なリクエスト、聞いてくれてありがとうございました！次も楽しみにしています♪ (2017年8月8日 19時) (レス) id: ffa53d8167 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - レオナさん» レオナさん、ごめんなさい。2巻目まだ公開できる状況になってなくて、下書きのままなのです。リンクややこしくてすみません><少々おまちください (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - しおらんさん» しおらんさん、ありがとうございます^^ケーキシーン、ほんとはもっと長かったんですけど、パート1をトビオのセリフで終わりたくて、若干短く><そのうちその時の話ももう一度出てくる予定なので、次巻もよろしくお付き合いください^^ (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！パート2なんですけど、パスワードかかってますか？ (2017年8月6日 0時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結姫 | 作成日時：2017年7月20日 0時
