Episode01 S34 monologue1 ページ34
「へーAがねぇ…。」
昼休みのゴタゴタを部室で聞いて、
なんだか妹の恋愛話でも聞いているような
こそばゆい気分になる。
「誤解だったんだけどな♪」
それで、トビオはご機嫌なわけか。
これで、好きじゃないって言ってんだから
素直じゃないっていうか、ガキっていうか…。
「でも、Aはモテるんだし
いつそういう事態になるとも限んねぇぞー？」
ご機嫌な顔を、一瞬にして不満顔に変えた
トビオ。
「あいつは、女じゃないだろ。」
「まぁ、お前がそう思ってんならそれでもいいよ。」
とはいえ、実際Aはモテる。
見た目は可愛いし、サラサラの髪も
すらっと長い足も、お人好しで騙されやすいとこも…。
うちのクラスにだって、ファンはいる。
「俺は、可愛いと思うけどな。」
「はぁっ！？」
Aが、トビオを好きじゃなければ…
俺だって…。
ま、今は妹と思って割り切ってるわけだが。
「まぁ、今回は良かったじゃんか。」
「…まぁな。」
再びご機嫌なトビオ。
わかりやすいな…。
「トビオは…Aの事好きだったりしねぇの？」
たまには確信突いてみよう。
思った俺に、トビオは心底げんなりした様子。
「Aは、仲間じゃんか。
彼女なんかにできるかよ。
そういうのになったら、気まずいだろ？」
「あぁ…まぁ、好きにしろよ。」
他の奴にとられてから、
慌てんなよ？
「なー。伊佐美。」
「なんだよ。」
「Aが入部してきた理由って覚えてるか？」
「あぁ。」
「なんでだっけ？」
「覚えてねぇのかよ。」
椅子の上で、傾いたせいでコケるかと思ったぜ。
「なんでだっけなーって思ったんだけど
思い出せないんだよなー。
俺ら3人、男だけでのーんびりやってたじゃん？」
まぁ、Aは女って感じしないから
過ごしやすいことには変わんないけどさ。
トビオが漫画を読みながら言う。
『おつかれー。』
「飲み物買ってきたよー。」
Aとマルが部室に入ってきて、
机の上にペットボトルを置く。
「パイセンに製氷機買ってもらおうよー。」
手でパタパタと仰ぎながら、
マルが言うのを、
こらこら。とAが嗜める。
『センパイにおねだりばっかりじゃ良くないって。』
「おーう！お前ら！」
よっ。て片手を上げて、パイセンが
部室の入り口に立つ。
「今日も、行くー？」
「パイセンッ！その前に、俺
お願いがあるんすけど！」
Aが、製氷機はダメだって。
って言ってるけど、それじゃねぇんだって。
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結姫(プロフ) - みほさん» しばらくは、出てこないと思う♪乙女な小説が書きたいのに！汚物のはなしばっかり＞＜ということで、また次巻〜 (2017年8月8日 19時) (
レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 結姫さん» すっごい書いてありましたねｗｗｗ1巻目完結おめでとうございます＾＾我儘なリクエスト、聞いてくれてありがとうございました！次も楽しみにしています♪ (2017年8月8日 19時) (レス) id: ffa53d8167 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - レオナさん» レオナさん、ごめんなさい。2巻目まだ公開できる状況になってなくて、下書きのままなのです。リンクややこしくてすみません><少々おまちください (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - しおらんさん» しおらんさん、ありがとうございます^^ケーキシーン、ほんとはもっと長かったんですけど、パート1をトビオのセリフで終わりたくて、若干短く><そのうちその時の話ももう一度出てくる予定なので、次巻もよろしくお付き合いください^^ (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！パート2なんですけど、パスワードかかってますか？ (2017年8月6日 0時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結姫 | 作成日時：2017年7月20日 0時
