Episode01 Y32 ページ32
なんていうか…。
あれか？
俺に逆らう奴なんて、
お前が初めてだぜ。
気に入った。
的なあれ？
…そんなの、現実で起きるなんて思ってなかった。
っていうか、漫画とか女子向けゲームに
出てくる物語だけでしょ、そんなの。
自分が天下だと思ってる不良さんが
逆らったやつ面白い、気に入ったって思うなら、マルちゃんの"しねー"発言だって
しれっと気に入ってくれればいいのに！
主人公達が、"不良だけどかっこいいし
なんか気になる…。"
ってなっているのを散々見て来たけど…。
あれ、物語だからいいんだ。
もしくは、第三者だからいいんだ。
自分がその状況に追いやられたら
苦笑いしか浮かばない。
っていうか、普通に嫌だ。
『…私、好きな人がいるので…。
ありがとう、気持ちはとても嬉しいんですが…。』
「…どいつ？」
急に怖くなる顔。
名前でも言おうもんなら、
殺すんじゃないかなって思うくらいの…。
『…あ、いえ…。』
「別になんもしねぇよ？」
嘘だ…。
優しい笑顔を浮かべてるつもりなんだろうけど
目が笑ってないもん。
「昨日、一緒にいたやつか？」
首を横に振る。
可愛いなんて思った私 、馬鹿じゃないの？
「ふぅん…。
まぁ、いい。」
と思ったら、ほんとにどうでも良さそうに
哲人…くんは言った。
「俺のも食うか？」
お皿を差し出し、
チョコレートケーキをくれる。
『え？』
手付かずのケーキ。
「どっち食べるか迷ってただろ？」
『うん…。ありがとう。』
私が、どっちも食べれるように
チョコレートケーキも頼んでくれたのかな。
気遣いが、素直に嬉しい。
や、ケーキにつられてる訳じゃなくて。
当たり前だけど、ヤバ高にも
いいやつもいるのかも。
って思いながら、チョコレートケーキを一口。
ちょっぴりビターなガナッシュケーキ。
『こっちも美味しいっ』
思わず口にした私に、
哲人と名乗った彼は、こっちを見て笑ってた。
幸せそうに見えた彼に、
唇を奪われたことも忘れちゃうくらいに。
ちょっとだけ…目を奪われた。
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結姫(プロフ) - みほさん» しばらくは、出てこないと思う♪乙女な小説が書きたいのに！汚物のはなしばっかり＞＜ということで、また次巻〜 (2017年8月8日 19時) (
レス) id: aa658a14f4 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 結姫さん» すっごい書いてありましたねｗｗｗ1巻目完結おめでとうございます＾＾我儘なリクエスト、聞いてくれてありがとうございました！次も楽しみにしています♪ (2017年8月8日 19時) (レス) id: ffa53d8167 (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - レオナさん» レオナさん、ごめんなさい。2巻目まだ公開できる状況になってなくて、下書きのままなのです。リンクややこしくてすみません><少々おまちください (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
結姫(プロフ) - しおらんさん» しおらんさん、ありがとうございます^^ケーキシーン、ほんとはもっと長かったんですけど、パート1をトビオのセリフで終わりたくて、若干短く><そのうちその時の話ももう一度出てくる予定なので、次巻もよろしくお付き合いください^^ (2017年8月6日 11時) (レス) id: 2910946d8c (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！パート2なんですけど、パスワードかかってますか？ (2017年8月6日 0時) (レス) id: 1e5c4cc75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結姫 | 作成日時：2017年7月20日 0時
