48、“好き”を伝える ページ48
春「今日は家まで送るよ。」
『ありがとう。』
春千代は私を心配して、家の前まで送ってくれた。
『本当にどうお礼をしたらいいか分からないよ…。』
春「礼なんていいよ。俺はずっとAを守るって決めてるから。」
もしかして…これって…脈アリ…?
春「だってお前のこと、」
もういいや、言っちゃお。
春「好きd...
『好き。』
春「えっ?」
『春千代のこと、好き。』
春「おいおい…マジか。Aに先言われちまった。」
春「あっ!明日の放課後、校舎裏に来て。絶対だからな!じゃあな!」
そう言って春千代は、走って帰っちゃった。
“好き”って伝えるのにはとても勇気がいるけど、伝えた時にはとてもスッキリした。
明日の放課後…。
これは期待してもいいよね?
___________________________________________
一方で…春千代side
俺は、今までに体験したことのない怒りが出てきた。
Aのストーカーに。
Aが止めてくれなかったら、俺は完全にあいつを殺していただろう。
でも、
Aを守ることができて良かった。
ケガもしてなかった。
そしてそのあと、
ついにAに“好き”を伝えようとした。
まさか先を越されるなんて思っていなかった。
「好きd…
『好き。』
『春千代のこと、好き。』
Aは恥ずかしげもなく、笑顔でそう言った。
クッソ可愛い…。
でもこれは、まだ本当の告白じゃない。
それは俺から伝えるから。
「あっ!明日の放課後、校舎裏に来て。絶対だからな!じゃあな!」
やっと“Aの好きな人”になることができた。
でもまだ恋人同士じゃないから、
待ってろよ、A。
215人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
merai(プロフ) - miiila01317907さん» コメントありがとうございます!いやマジでわかります!!私もこの作品に春千夜愛を詰め込みました…ww (2022年4月5日 16時) (レス) id: 067780b1b2 (このIDを非表示/違反報告)
miiila01317907(プロフ) - ふぅ!春千夜かっけぇ.....w。いやまじ自分でも制御できないんですよ、春千夜愛が..... (2022年4月5日 13時) (レス) id: ef1ef0b00a (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - meraiさん» (((o(*゚▽゚*)o)))♡ウレシイ とりまお互い様って事で♡ (2022年2月27日 18時) (レス) id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
merai(プロフ) - ヒカルさん» いやいやいやいや!!ヒカルの小説の方が絶対すごいって! (2022年2月27日 18時) (レス) id: 067780b1b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - これ絶対殿堂入りするって!!流石meraiだな!!! (2022年2月27日 15時) (レス) @page34 id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:merai | 作成日時:2022年2月12日 2時