※三途君は取り扱い注意です※

41、好き ページ41

母親のお許しが出たということで、私は午後春千代たちと遊びに行く。


自分の服に着替え、千壽ちゃんから借りた服は洗濯している。


あとは勉強するか…。


私は勉強をして、その後お昼ご飯も食べ終えた。


やることがないので、泊まっていた時のことを考えてみると


普通に春千代に惚れていた。


よく考えてみれば、“お姫様抱っこ”に“床ドン”…。そして“一緒に寝る”という、カップルがしそうなことをしていた。


春千代…好きな人とかいるのかな…。


“好きな人いる？”なんて聞けない。

何て言われるか分からないし、怖いもん。


でも、いつか、そのことを自分から聞けるような自信をもちたい。


いや、もってみせる！



私は春千代のことで頭がいっぱいになっていた。


そんなことを考えているうちに、あっという間にもう2時。


私は春千代の家に行った。


ピンポーン


春「はーい。」


この声は春千代の声だ。


春「おっ、来たかA。じゃあ、行くか。」


ん？ちょっと待って…？

『あの…千壽ちゃんと武臣さんは？』


春「えっ、いねぇよ？俺ら二人で出掛けんの。」


待って、聞いてない 聞いてない。


男子と二人でお買い物？


そんなのしたことないし…


しかも、その初めて相手が自分の好きな人とか、ハードル高すぎん？


春「何ぼーっとしてんだ？ほら行くぞ。」


『あっ、うん…。』


意識しすぎるな！私！

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