37、朝 ページ37
千壽ちゃんから渡された服に着替えた私は、しばらく一階でぼや〜…っとしていた。
今思えば寝起きの顔、人に見られるとか、超恥ずかしくない…?
と、その時ー。
バンバンバンバン!!!
二階からとてつもなく大きな音が。
千「ハールー兄ー!!起ーきーてー!!」
一階にまで聞こえてくる叫び声。
千「あぁ〜…もう…!嫌になっちゃうよ。こんなに叫ぶの。」
千壽ちゃんは愚痴を言いながら、一階に下りてきた。
千「ごめんねAちゃん!ハル兄、ああでもしないと起きないから。」
『全然大丈夫!でも…いつも叫んで起こしてるの?』
千「学校行ってない時は起こしてなかったけど、最近、また行き始めたから、最近はああやって起こしてる。」
『そうなんだ。』
武「朝からうるせぇなぁ…。おっ、A、おはよう。」
『おはようございます!』
ヤベ。武臣さんにも寝起きの顔見られた。
武「千壽、いくらなんでも声がデカすぎ!もうちょいマシな方法あるだろ。」
千「マシな方法って言われても…。言っとくけど自分、ハル兄の耳元で叫んでるからね?それでも、なかなか起きないんだよ。」
武「もういっそ殴っちゃえば?」
千「暴力反対!」
武「暴走族入ってるお前が言えることじゃねぇだろ…。」
春「よぉ、お前ら。おはよう。」
千「やっと起きたか。」
春千代が二階から下りてきた。
めっちゃ眠そう。
でもなんだろう。
胸がドキドキする…。
恥ずかしくて、春千代と目が合わせられない。
プイッ
顔をそらしてしまう。
千「ん?どしたの?Aちゃん。」
『いや、別に…。』
武(もしかしてA…。)
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merai(プロフ) - miiila01317907さん» コメントありがとうございます!いやマジでわかります!!私もこの作品に春千夜愛を詰め込みました…ww (2022年4月5日 16時) (レス) id: 067780b1b2 (このIDを非表示/違反報告)
miiila01317907(プロフ) - ふぅ!春千夜かっけぇ.....w。いやまじ自分でも制御できないんですよ、春千夜愛が..... (2022年4月5日 13時) (レス) id: ef1ef0b00a (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - meraiさん» (((o(*゚▽゚*)o)))♡ウレシイ とりまお互い様って事で♡ (2022年2月27日 18時) (レス) id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
merai(プロフ) - ヒカルさん» いやいやいやいや!!ヒカルの小説の方が絶対すごいって! (2022年2月27日 18時) (レス) id: 067780b1b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - これ絶対殿堂入りするって!!流石meraiだな!!! (2022年2月27日 15時) (レス) @page34 id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:merai | 作成日時:2022年2月12日 2時