※三途君は取り扱い注意です※

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ーAsideー


春「お前は描けた？自分の顔。」


『へっ！？そっ、それは…。』


私はスケッチブックを隠しながら、苦笑いをする。


春「お前めっちゃうめぇじゃん。」


『えっ！？』

さっきまで私の持っていたスケッチブックは、いつの間にか三途君の手元に。

春「うまいくせに、なんで隠すんだ？」


『自分ではうまいとは思わないし…自信がなくて…。』


春「ふーん。じゃあ俺が自信もたせてやるよ。」


『えっ？』

自信をもたせる…？


春「お前ら！これが神谷が描いた自画像だ！上手いだろ！！」


三途君は、私の描いた自画像を見せながら、クラスメイト全員に向かってそう言った。


『ちょっ、三途君やめてよ！！』

そんな私の声をかき消すように、


皆「すごいなA！すげぇ上手！」

皆「神谷さん！コツとか教えて！！」

皆「俺も！」

皆「私も！」

クラスメイトが集まってきた。


春「神谷、自信もてたろ？」


『もうちょっとマシな方法考えてよ…。』


やっぱり三途君は



まだよく分からない。

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