※三途君は取り扱い注意です※

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春「教科書見せて？」


『ダメ。』


春「うぅ…ひどいっ…！」


えっ…泣いてる？

これマジ？


春「もう知らねぇ…俺先行くから！」


『ちょっ、待って！』


春千夜は、走って行っちゃった…。


学校についても、春千夜はいじけてる。


『ねぇ…ごめんって。』


春「ふんっ！」


『はぁ…。』


しょうがない…見せてあげるか。


『春千夜、本当にごめんね。教科書見せてあげるから、許して？』


春「おっマジー？サンキュー。」


これがさっきまで泣いていた人の顔なのか…？


私は、なんだかんだでいつも春千夜に教科書を見せてしまう自分に、呆れてる。


今日も教科書を二人で見て、授業を受ける。


これが通常になっていくのかなぁ…。


そんなことをぼんやり考えているとー。


春「あぁ〜もうガチわかんねぇ…！！」


今は、数学の授業を受けている。


春「A、ここの問題分かんないんだけど。」


『ここは、こうしてこうして…こうやれば…。』


春「おっ！すげぇ！確かにそれで答え出る！」


春「お前先生になったら？」


『さすがにそれは無理だよ…。』


春「あ〜あ、先生があんなおっさんの先生じゃなくて、Aみたいな人だったら、授業受ける気になるのに。」


『ちょっ、春千夜！声デカイ…。』


先「おいそこ！騒がしいぞ！！」


『すみません…。』


春「うっせぇなおっさん。今Aに教えてもらってんだよ。邪魔すんな。」


春千夜…それはダメだって…。

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