フユヒinファッションショー ページ7
太宰『司書ー?
おーい、しーしょ?まだ着替え中か〜?』
フユヒ『も、もう少しですから…!』
太宰が手を後ろに組んで待ち望むかのように、フユヒが着替えている試着室の前に立っている
太宰が選んだのは全部で三着。
オシャレさんな彼にとってはかなりの自信をもって選抜したのだろう。
太宰は、まだかまだかと頬を緩ませながらフユヒを待つ
フユヒ『…太宰先生、とりあえず着替えられました。』
太宰『おっおっおっ!!
司書、早くその姿を俺に見せてくれ!!!!』
太宰が興奮気味に急かすように言えば、慌てたようにフユヒはシャー…と試着室のカーテンを開ける
フユヒ『い、いかがでしょうか…?』
太宰『・・・・・・』
太宰はじぃ〜…と凝視する様に、最初に選んだ“深い紺色”のスカートをまじまじと見つめる
フユヒはどこか居心地が悪そうに、太宰の自分を見つめる黄金色の瞳をまともに見れそうにはなかった
……しばらくしてから、太宰は首を捻り始めて遂には「違う!!」とブンブンと首を横に振った
太宰『これじゃあ、前の制服のスカートと大差ないし地味すぎる。
…司書、次のやつに着替えてきてくれないか?』
フユヒ『は、はぁ…』
__次にフユヒが着たのは、“明るめな黄色”だったが、「これも違ぇなぁ…逆に明るすぎて浮くし……」とまた首を横に振ると
フユヒに最後の一着のスカートを着るように促した後着替えるのを待つ間、すぐさまメモを取り出す
太宰『……とりあえず【
…となると、やっぱ最後が無難か?』
フユヒ『太宰先生、終わりました…』
フユヒは最後のスカートを着て、カーテンを開ける
__そこに待っていたのは目を見開いて自分を見ている太宰の姿だった。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狂(プロフ) - 前回が凄く良かったので、今回も期待してます( ´ ▽ ` )何気に最推し太宰さんなんで、すっごい楽しみです! (2020年1月4日 17時) (レス) id: fa1770cf31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天城 ー天にそびえる城ー | 作成日時:2020年1月4日 1時