保護者達の監視 ページ5
一方その頃、フユヒ達のいる服屋のウィンドウにて__
織田『なっっっんやねん太宰クン。
誰がいつ、おっしょはんと付き合え言うたん?
誰も、んな事一言も言っとらんわ。』
坂口『まぁ、落ち着けってオダサク。
その場しのぎのシチュエーションやつだろ?あれ。
……にしても、あの太宰が嘘くさい笑顔と振る舞いでやるとは…
映画のスターにでもなんのか、あいつは』
織田『んなわけないやん…
あの店員さんの前でおっしょはんにええとこ見せたいからに決まっとるやろ。
……あーもう、なんでおっしょはんは否定せぇへんのや〜!』
坂口『太宰以上の素直かつド天然だからな
殿方だとかパートナーがどうのとか言われて、頭が真っ白状態になってるのかもしれねぇな。
……で、これからどうするよ?このままストーカー紛いな監視を続けんのか?オダサク。』
坂口に「ストーカー紛いの監視」という痛い発言を言われて、織田はふてくされるようにそっぽを向いた
オダサク『…本当やったらここで邪魔して太宰クンをボコしたるけど、おっしょはんを困らせてまうのは絶対嫌や。
……はぁ、しゃあないけど、ここは太宰クンにお預けさせたる。
帰ってきたら部屋突撃して弄り回したるわ♪
ほな安吾、さっさと帰って太宰クンらを待ち伏せしぃひんとな!』
坂口『へいへい』
坂口は呆れたため息を混じえた返事をした後、ウッキウキで上機嫌に帰ろうとする織田の背中を見ながら「…やれやれ」と追いかけていったのだった_
____________
太宰(……あいつら、見えてるっつうの!ストーカーかよ!!)←盛大なるおまいう
店長『どうかしたのかしら?そんな怖い顔で外なんか見て。』
太宰『……いいえ、なんでもないですよ。
ちょっとどこかで見た事のある野郎二人が見えただけです。
…さてと、それじゃ早速選ぶとするか。
ほら、行くぞ? フ・ユ・ヒ♪』
未だ固まったままでいるフユヒの手を取り、喜びをかみしめている太宰は彼女のエスコートをするのだった____
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狂(プロフ) - 前回が凄く良かったので、今回も期待してます( ´ ▽ ` )何気に最推し太宰さんなんで、すっごい楽しみです! (2020年1月4日 17時) (レス) id: fa1770cf31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天城 ー天にそびえる城ー | 作成日時:2020年1月4日 1時