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予想外の展開 ページ4

ようやくたどり着いた服屋は、女性物も男性物も取り揃えているマルチなお店だった
色とりどりのオシャレな服がズラリと並んでいる



フユヒはよくここに服を買いに行くらしく、常連らしい。








太宰『へぇー、こんな所にこんなオシャレな服屋があったのか。

……今のうちにメモしておこう』







太宰がポケットから手帳を取り出し、素早くメモを書き終わらすと
店長らしい40代の恰幅のいい女性が愛想の良い笑顔で来店した二人を出迎える





店長『いらっしゃいませ。本日は…って、

あらまぁフユヒちゃん!久しぶりじゃない!!』






フユヒ『お久しぶりです店長さん!今日もオシャレで素敵な格好ですね!』






店長『んもう、可愛いフユヒちゃんに褒められるなんて照れるわ〜♪

…あら?フユヒちゃん、そちらの殿方はどなたかしら??』







フユヒ『と、殿方…!?え、えっと彼は……!!』








何故か動揺するフユヒに太宰は一歩前に出て
店長に自己紹介をする









太宰『……初めまして、俺は太宰治と申します。

フユヒさんとは(仕事上の)パートナーとして熱心にお付き合いさせていただいております。

どうぞよろしくお願い致します。マダム』








_フユヒは呆然とした


明るくおちゃらけている(演じている)あの太宰が……





“別人のように”






耳に浸透するような低い声と紳士的な立ち振る舞いで店長の前で礼儀正しくお辞儀をしているからだ。









店長『あらあらまぁまぁ!!そうだったのね〜!!!

ちょっとフユヒちゃん。こんな素敵な人がいるなら紹介しなさいよ〜♪』








太宰『素敵だなんてそんな…
俺みたいな男に勿体ないお言葉です。』








店長『謙遜なんてしなくていいのよ本当なんだから〜♪
……あ、もしかして今日来たのはフユヒちゃんに服を見立てるためかしら?』








太宰『はい、今日は彼女の為に俺が彼女に似合う素敵な服を選ぼうかと思いまして。』






キャッキャッと大はしゃぎする店長に、もはや別人の様な太宰がにっこりと微笑んで話に応じている









__フユヒは、すっかり頭がフリーズ状態になり盛り上がる二人をよそに全く話に混ざれない状況に陥ってしまった……

保護者達の監視→←愛人(あいひと)を護りし者



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(プロフ) - 前回が凄く良かったので、今回も期待してます( ´ ▽ ` )何気に最推し太宰さんなんで、すっごい楽しみです! (2020年1月4日 17時) (レス) id: fa1770cf31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天城 ー天にそびえる城ー | 作成日時:2020年1月4日 1時

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