検索窓
今日:8 hit、昨日:9 hit、合計:8,413 hit

庭園でのハプニング ページ1

相手を喜ばすのは人の特権



そして、惚れた女性を喜ばすのは男の特権__









太宰『ふんふん〜♪ふっふっふ〜ん♪ふ〜ん♪』





図書館にある美しい庭園にて。


ルンルン気分で鼻歌を歌いながらベンチに座る【太宰治】はある女性の到来を待ちわびていた




その女性は転生した自分の主でありパートナー、そして大切な………









?『太宰先生〜!!』




笑顔でこちらに向かってくるのは、長い黒髪が目を引く美しい女性。









……そう、あの美しい女性こそが太宰の主でありパートナー、そして大切な“一目惚れ相手”のフユヒだった




フユヒがタッタッタッ…と走りながら胸に大事そうに抱えている本を落とさずに

程なくして太宰の前に立つ




フユヒ『すみません、太宰先生の本をずっと借りっぱなしにしてしまって。

…はい、お返し致しますね』




太宰『いいっていいって。
むしろきみなら本を大切に読んでくれると思ってさ。気にしなくっても大丈夫だって!』




太宰の言葉を聞いたフユヒは安心したように微笑む

太宰もニコニコしながらフユヒの手から貸していた自分の本を受け取った。


…いつもと変わらず、白くて綺麗で柔そうな手だなぁ〜、と半分変態が考えそうな事を思っていると、途端にフユヒが「あっ」と声をあげる






太宰『どうした?司書。』




フユヒ『あ、あの、えっと……』




フユヒはどこか恥ずかしそうにして俯いてからちらりと太宰の様子を伺うようにして見上げる









……これはいろいろな意味で、きたのでは??









……一目惚れの相手からの告白なのでは???








何か盛大に勘違いしている太宰は服のシワを伸ばし、髪もさっきより丁寧に整えると改まったようにフユヒと向かいあう







太宰『ごほん。あーと、えーと………









…司書、まだこの俺に用でもあるのかな?』(イケヴォ)









フユヒ『じ、実は…その……









【私の制服のスカートがインクで汚れていて】……。』









太宰『………………………………へっ???』

デートする発端→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 前回が凄く良かったので、今回も期待してます( ´ ▽ ` )何気に最推し太宰さんなんで、すっごい楽しみです! (2020年1月4日 17時) (レス) id: fa1770cf31 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天城 ー天にそびえる城ー | 作成日時:2020年1月4日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。