【BTS】超人見知り×超お塩

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YG「……」

『…。』

寝た…

YG「……ん、」

『……』

こんなにも広い宿舎の中。
なにもわざわざ私がいるソファーに座って眠ることないのに…。

私の髪に当たってる手をどけるように払うと、グラリと体が倒れてきて慌てて自分の体を起こした。

YG「…ぅっ……」

痛かったのか鼻を摩りながらも全く起きようとしない。

『風邪ひきますよ、起きてください』

YG「…」

『言いましたからね、知らないですよ』

YG「……」

『……』

すごく幸せそうな顔。

いいな…
この人は好きなだけ歌って好きなだけダンスが踊れる。それで人を笑顔にすることもできるんだ。

羨ましいし、少しだけ妬ましい。

『ずるい…。
私も踊りたいのに…』

ちょっとだけ…

ほんのちょっとだけだから…。

『…』



ーむにゅ

YG「んがっ…」

白くて綺麗な頬をつねった。←


この人には何の罪もないんだけど。
たまたま近くにいたから。

”じゃあこれからも俺と一緒にいようね！”

『一緒に、ね…』

一緒にいて何か変わるのだろうか。

輝いてるこの人たちを見て私はどうする？
こんな私と一緒にいてこの人たちはどうする？

考えるのも疲れてくる。

『…寝よ』

私にも、他人にも、誰にも迷惑がかからないのが一番いいに決まってる。


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YG「痛ぇよ…馬鹿」

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