ヘタレだけど、頑張ります (緑) (ページ10)

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「とにかく、あんたとは付き合えない」

錦「 …っ」

「じゃあね」

錦「おいこら待てや！」

いきなり怒鳴る亮、相変わらず悪ガキね。

「何」

錦「すばる裙に御前と大倉が付き合ってるって

伝えとくわ笑」

「なんで」

錦「大倉がいじめられて、

そのうち不登校になるやろ笑」

「あっそう、好きにすれば。」

そう言って私は保健室を出た。

ちょうど、一時限目が終わってチャイムが鳴った。

教室に戻ると、

莉「はる、何してたの？

クソ倉も途中から教室に来たけど」

「ん～、付き合うことになった。」

莉「はぁ？」

私は黒板の前に立って、

教卓を手でバンバンっと音を立てた。

「大倉裙、ちょっと前来て」

村「なんや、パフォーマンスいじめか？笑」

「違うわアホ。」

大倉裙が耳元で小声で言った。

倉「本間に付き合うん？ OKなん？」

「うん、親に反抗されてでも。」

私は決心した。

「御前らよく聞けよ！

私、Aは、大倉忠義と

付き合うことになった。

傷つけたら許さねぇから、

わかったか？！」

周りはざわついてる。

すばるなんて今にでもキレそうだし。

倉「 A…ちゃん、本間にええの？

俺なん… 」

「「「キャーーーーー！」」」

教室に響き渡る女子の高い声。

何故かって？

私が大倉裙の唇を塞いだから。