ヘタレだけど、頑張ります (緑) (ページ2)

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毎朝リムジン通い。

校舎まで繋がっている階段を上っていると、

後ろから声をかけられた。

心「おはよう、Aちゃんっ」

あ、心雪か。

「うぃ～す、心雪。」

心「そんな、チャラい格好やめなよ～

お父さんに叱られちゃうよ？」

「家を出る時までは着崩してないよ」

心「もし見つかったらどうすんの！」

「知らね」

私は、金持ちだからって

漫画とかにある様な、きっちりしたイメージが嫌だ。

だから、家を出たら、

三つ編みにしていた髪を

ポニーテールにして、

ピアスをつけて登校している。

莉「御早う、A ♪ 」

千「御早～～」

莉々愛と千聖登場。

「うぃ～す」

莉「相変わらずチャラいねぇ～笑」

「優秀生徒ぶってるのだるいし」

そんな話をしている間に、

階段を上りきって、廊下を歩いていた。

？「うわ～～～！！！

遅刻してまう～～～！！！」

ﾄﾞｻｯ

後ろから何かが突進してきた。

「え … 」

まさかの床ドン状態。

関西弁で叫んでた変な男の人との

顔の距離3cm程。

？「うわっ、御免なさいぃぃ！」

心「 Aちゃん！大丈夫？！」

「私は別に … 」

莉「あんた何してんの？

Aの事知らないの？」

あ～あ、今度のターゲットは

関西弁裙か。

？「御免なさい、わかりまへん。」

千「舐めてんの？おい」

千聖は関西弁裙の胸ぐらを掴む。

千聖の声に気づいたのか、

教室の中にいた生徒も

教室から顔を出してびっくりしている。

？「舐めてないです、これは本間に。」

千「名前なんだ」

？「大倉忠義です」

千「お前ただじゃ済ませねぇからな」

ふぅ～千聖ヤンキーっぽい。

びしゃぁっ

莉「あら、手が滑っちゃった！

水筒の中身のお茶が全部出ちゃったわ～笑」

千聖と莉々愛は大爆笑。

心雪は困った様な顔をしている。

先生は私達の親について把握しているから

見て見ぬ振りをしている。

莉「行こっ、教室」

千「うん」

莉々愛はルンルンしながら教室へ。

その後を千聖が歩いて行った。

心「 Aちゃんも … 行こ？」

「 … あぁ、先行ってて。」

心「 … うん」

心雪を待たせる理由にもいかないし、

取り敢えず心雪には先に教室に行けと言った。