Day4 ページ8
ヒソカ「やぁ♤」
「あ、ヒソカ！丁度いい所に来たじゃない。」
ヒソカ「ん？」
「ちょっと荷物運ぶの手伝ってくれない？」と積まれたお菓子入りの段ボールの数々を指差すと、「見返りはあるんだろうね？」なんて冗談を言いながら運んでくれた。
私にとっては一箱運ぶのでやっとなのに、ヒソカは一度機に三箱も持ち上げてしまうのだ。そんな姿を見ていると、やっぱり男の人なんだなぁと思う。
「今日はお仕事無いの？」
ヒソカ「んー…まぁ、そうだね。無いよ。」
「ふふふ、何その答え。」
お駄賃にと渡したラムネを飲みながら、そんなことを駄弁っていた。やっぱり彼は秘密主義だ。
ヒソカ「それにしても、あの量。この店には多すぎやしないか。」
「ううん、足りないくらいだよ。最近新しいお客さんが来るようになったから。とっても可愛いお客さんが。」
ヒソカ「へぇ、それはどんな子達なんだい？♢」
「えっとね…つんつん髪とクルクルパーマの男の子達。」
ヒソカ「！？そ、そう…。」
「ふふふ、この前なんかチョコロボくんチョコを三箱も買っていったんだから。大人買いする小学生なんて初めて見たよ。」
ヒソカ「…。」
「…ヒソカ？」
彼らの話をした瞬間に、ヒソカは難しい顔をしだした。何か変なことを言っただろうか。名前を呼ぶと、彼は無理矢理調子を合わせるようにして、上擦った声で笑った。
ヒソカ「そろそろ帰るよ。ラムネご馳走様。」
「あ、うん。手伝ってくれてありがとうね。……って、ハンカチ忘れてるし。」
やっぱり今日のヒソカは変だ。
忘れ物のハンカチを見て、そう確信した。
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かにかま(プロフ) - 音かなでさん» コメントありがとうございます。ヒソカの弱い面ばかり描写していたので、魅力が表現出来ているのか不安でしたがそう言って頂けて嬉しいです！勿体ないお言葉をありがとうございます。 (2020年3月20日 11時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
音かなで(プロフ) - 面白かったです！ラストとかヒソカすごくカッコよかったです！！翔くん大っ好きです！レオリオとかヒソカの恋愛小説って難しいんじゃないかって私思ってたんですけど、さすがかにかまさんですね！これからも、無理せずに頑張ってください！ (2020年3月19日 22時) (レス) id: 73c7ce9b4a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - mikuri1024さん» コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です(^^) ふふふ、今後の展開につきましてはお楽しみに…！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
mikuri1024(プロフ) - おっ、これはヤンデレ展開くるか！？お気に入り登録して待機せねば！設定がとても好きです。応援してますね！ (2020年3月18日 22時) (レス) id: e18f624388 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 加奈さん» コメントありがとうございます。本家様の足元には到底及びませんが、暇つぶし程度に楽しんで頂けたら幸いです(^^) (2020年3月16日 16時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2020年2月26日 20時
