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CC-4.00 ページ7

実験が終わり、レポートを提出したクラスメイト達は次々に講義室を出ていく。



最後まで残されたのは、私とレオリオ・パラディナイト。




私が残る羽目になったのは、最後までミスターマウスに執着していたからだ。



…でも、彼が残っているのは、彼の力不足だとしか理由付けることが出来ないだろう。




サクッとレポートを仕上げ、教授に提出しに行くと、「戸締りお願いね。」と施錠を任せられた。


別にそれくらい大したこと無いのだが、必死にペンを走らせる男をどうやって追い出すかが私にとっての1番の課題だった。





「…。」




その熱心な様子は声をかけずらいという印象を与えた。


不本意だが仕方なく、私は彼の終わりを待つことにした。






*







(遅い。驚くほど遅い。)






三十分経っても彼の様子は変わらない。

こんなの二十分もあれば終わるだろうに。





「あの…」

レオリオ「…ん?」





もう待つことに飽き飽きしていた私は、彼に声を掛けた。




「答えを教えてあげてもいいわよ。」





そして、ご親切に提案をしてやったのだ。
百パーセント彼に利を寄せて。


…だけど、返ってきた答えは意外なものだった。




レオリオ「いや、結構だ。
自分でやらないと意味がねぇ。」




初めてだった。こんな風にしてやれば、どんな人間も喜んで受け入れたのに…。彼は他人には頼らないと言い切ったのだ。


…本当に、訳が分からない人間だ。





「ねぇ。」



レオリオ「あ?何だよさっきから!」



「そこ、間違ってる。」



レオリオ「だから俺は自分でやるって___」



「教えるつもりは無い。指摘しただけ。貴方は自分で頑張るんでしょう?」



レオリオ「あ、あぁ。」






何よ、要望に折角答えてやったっていうのに。

彼は驚いたような表情を浮かべて、また机に目を移した。

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かにかま(プロフ) - ミユミユさん» コメントありがとうございます。関心を持っていただけたようで何よりです。 (2020年4月18日 21時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
ミユミユ(プロフ) - とっても面白かったです!! レオリオてなかなか見ないので、この作品を見て気になってきました!! (2020年4月17日 17時) (レス) id: c90b9e15eb (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» コメントありがとうございます!わわっ、勿体ないくらいのお褒めの言葉とても嬉しいです。そして、愛を感じていただけて何よりです笑 誤字は私もしょっちゅうしてしまいます。気になさらないでください。次回作も宜しければ、お付き合いくださいませ。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
音かなで(プロフ) - あっすいません、文がおかしくなってました…“いつも楽しく読ませていただいてます”でした!失礼しました (2020年2月24日 21時) (レス) id: 73c7ce9b4a (このIDを非表示/違反報告)
音かなで(プロフ) - あー面白かった!!かにかまさんって、キャラクターをちゃんと理解してくれていて読んでいて気持ちがいいです。ハンターハンターへの愛を感じますwいつも楽しみに読んでいただいてます。これからも頑張ってください! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 73c7ce9b4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かにかま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/  
作成日時:2020年2月11日 20時

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