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CC-2.50 ページ5

早々に講義室を去って行ったクラスメイトを目で追っていると、友人達が心配して声を掛けてくる。




友人A「おい、大丈夫かよ。」


レオリオ「大丈夫って何が?」


友人A「彼女を見て何も思わなかったのか?」


レオリオ「あー…偉そうな女だな、とは思ったけど。」


友人B「お前マジで知らねえのかよ。」


レオリオ「だから何の話だよ。」


友人C「彼女の名前は藤沢A。かの有名政治家、藤沢英一郎の一人娘。」


レオリオ「藤沢ぁ…?聞いた事ねぇけど。」






何が言いたいんだかさっぱりだ。
話についていけない俺の様子を見て、友人達は呆れているようだった。



友人C「…兎に角、彼女は生きる世界が違うんだよ。下手に関わって失敗しないようにな。」


レオリオ「生きる世界が違うっつっても、アイツだって人間だろ?」


友人C「僕が言いたいのはそういう事じゃなくて…」


友人B「もういいよ。何言っても無駄だ。」


友人C「…はぁ…。
そうだよな、君はそういう奴だった。」






良く分からないけど、彼らはきっと俺の事を思って彼女との接触を避けるように忠告してくれているのだろう、ということは分かった。


俺はそんな大層な家の出じゃないから分からないけど、金持ちは大変なんだなとつくづく思う。






友人A「俺、一度だけ藤沢家のパーティーに呼ばれたことがあるんだけどさ、トイレだけで五畳半はあったぜ。」


レオリオ「マジかよ…多目的トイレみてぇだな。」


友人B「レオリオ、お前 駅のトイレなんかに入るのかよ。」


レオリオ「はぁ!?お前ら使わねぇのかよ。」


友人C「ははは、やっぱり君は面白いな。」




偶にこういうギャップに驚くこともあるけど、コイツらとの会話は案外悪くない。…だから、幾ら金持ちだろうと彼女と…藤沢Aとだってきっと仲良くできるはずなのだ。




いつか心を開いてくれたら良いけど。





レオリオ(それにしても、あの女…何か既視感あるんだよな…。)

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かにかま(プロフ) - ミユミユさん» コメントありがとうございます。関心を持っていただけたようで何よりです。 (2020年4月18日 21時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
ミユミユ(プロフ) - とっても面白かったです!! レオリオてなかなか見ないので、この作品を見て気になってきました!! (2020年4月17日 17時) (レス) id: c90b9e15eb (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» コメントありがとうございます!わわっ、勿体ないくらいのお褒めの言葉とても嬉しいです。そして、愛を感じていただけて何よりです笑 誤字は私もしょっちゅうしてしまいます。気になさらないでください。次回作も宜しければ、お付き合いくださいませ。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
音かなで(プロフ) - あっすいません、文がおかしくなってました…“いつも楽しく読ませていただいてます”でした!失礼しました (2020年2月24日 21時) (レス) id: 73c7ce9b4a (このIDを非表示/違反報告)
音かなで(プロフ) - あー面白かった!!かにかまさんって、キャラクターをちゃんと理解してくれていて読んでいて気持ちがいいです。ハンターハンターへの愛を感じますwいつも楽しみに読んでいただいてます。これからも頑張ってください! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 73c7ce9b4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かにかま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/  
作成日時:2020年2月11日 20時

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