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#173 ページ22

no side


その頃、少年は何も知らず紙袋を両手に溢れさせて帰宅した。





ネオン「それ、ネオンの部屋に置いといてね。」



クラピカ「はぁ…はい。」





事の発端は昨夜のこと。


ショッピングに出掛けるとはしゃぐネオンの様子を見聞きして「明日こそは開放される。」と喜んだのも束の間…

「ネオンが居ないとAちゃんとイチャイチャするからダメ。」と訳の分からない理由で同行することになってしまったクラピカは、今朝から顔を見ていない彼女のことで頭がいっぱいだった。







ネオン「あ、そう言えばそのピンクの紙袋はAちゃんのだから。」



クラピカ「…?何が入っているのですか?」



ネオン「髪留めだよ。似合うかなと思って。渡しといてくれない?」



クラピカ「分かりました。きっとAも喜ぶと思います。」







一つでも会う口実を見つけたことに心を踊らせて、紙袋片手に彼女の部屋を尋ねたが人がいる気配はない。





クラピカ「A?…入るぞ。」




やはり部屋はもぬけの殻で、「アイツ…まだ特訓してるのか?」と独り言を呟きながら裏庭に向かった。


…が、そこにも彼女は居なかった。








クラピカ「Aー、暗くなったからそろそろ戻れ。」





森一面に声を響かせるけど、聞きなれたあの声は帰ってこない。



不審に思ってもっと奥へと進んで行くと、少年は湖の近くに比較的新しい何かが落ちているのに気付いた。

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かにかま(プロフ) - カカオお豆さん» コメントありがとうございます。私の中でイルミは策士であって欲しいので、少し頑張ってみました笑 勿体ないお言葉をありがとうございます。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
カカオお豆(プロフ) - イルミン賢いですな笑ヒソカに念の強い人が要るって言ってるけど実はキルアをおびき寄せるっていう笑これを考えたかにかまさん賢すぎ(*_*)スン (2019年12月15日 5時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - ももさん» 貴重な初コメをありがとうございます。勿体ない位のお言葉ですが、ご期待に添えますよう頑張りますね! (2019年11月28日 21時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初コメです!最初らへんから拝見しておりました!かにかまさんのこの作品、大好きです!通知が来る度にウキウキしております!頑張ってください! (2019年11月26日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かにかま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/  
作成日時:2019年11月22日 18時

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