#117 ページ7
「…で、これがさっきボスに占ってもらった結果。」
クラピカ「ほう、どれどれ…」
学のない私は ボスから貰ったそれを見てもさっぱりだったけど、博識なクラピカは思い当たる点があるのかじっと見つめて考え出した。
クラピカ「束の間の安息 と言うことは、少なくとも一日目のオークションには奴らが訪れ無いということだろうか。」
「あ、でも、その後の無限の彼方へと消える数々の生命ってあるから、一日目のオークション後に旅団が来るのかも。」
クラピカ「あぁ、私もそんな気がしている。それから、この鎖を放つある者っていうのは私のことで、守られし者っていうのはAの事だろう…多分。」
「なるほど！」
納得が言ってもう一度その紙に目を向ける。
《ある者は運命線を辿り、
その鎖を怒りの刃に代えて放つ。
奪われし命に歯車は狂い出す。
守られし者はその手の虚無に何を思う。》
ってことは、ほぼ確実にクラピカは旅団と戦うみたい。
…奪われし命に歯車は狂い出す か。
奪われし命？
それって旅団のこと？
それとも私達の＿＿＿
これ以上考えてはいけないとその先に続く言葉に目を瞑ろうとした。
だけども、もし良くない方へことが進んだとしたら、守られし者…つまりは私の手に虚無が握られていることに納得がいく。
クラピカ「A？」
「あ、いや、だ、大丈夫だよ！」
クラピカ「…どうだかな。お前は優しいから余計なことにきっと頭を悩ませているんだろうけど、復讐をこの手で遂げるまで私は死なない。」
「だから心配するな。」と私の頭を優しく撫でた。
…自分は子供扱いするなって言ってたくせに。
そう伝えると、「さっきのお返しだ。」と彼は意地悪く笑った。
その表情になんだかいつもよりも心音が高鳴った気がして、誤魔化すように彼の手を軽く叩いた。
クラピカ「痛っ…最近やけに手が出るようになってないか？」
「きっ、気のせいじゃない！？」
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
