#132 ページ22
クラピカside
大男が体重を移動させる度に舞う砂ぼこりや礫石に苦戦しながらも、何とか互角にやり合うことができた。
そして、遂には奴の身体を鎖で雁字搦めにすることに成功した。
今なら有無を言わせずに殺すことが出来る。
念の刃を奴の心臓に刺そうとした時、不意に脳裏に浮かんだのはゴン、キルア、レオリオ、そしてAの顔。
クラピカ(私がここで人を殺したら、もう澄んだ瞳を持つ彼らのもとには戻れない…そんな気がしてしまう。)
…いや、そんなことはどうでもいいのだ。
私は元来から復讐を果たし、瞳をひとつ残らず集めること、その事だけが目標だった筈だ。
＿＿余計なことに気を紛らわすな。
ひと思いに殺してしまおう、そう思ったのに刃は意思に反して放物線を描いて彼から離れた。
どうやら、私の何かが人を殺めることに拒否反応を起こしているらしい。
それなら彼に質問をして、死に値する人物かどうか定めるのはどうだろうか と提案する。
何を答えた訳では無いけども、今度こそ念の刃は彼の胸に突き刺さった。
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
