#113 ページ3
お昼休憩。
じゃんけんに負けてケータリングを運んでくると、ベンチに腰かけた彼 もとい クラピカは携帯電話の画面を嬉しそうに覗き込んでいた。
「なーにニヤニヤしてんの！」
クラピカ「ゴンからのメールだ。ヨークシンにもう着いたんだそうだ。」
「レオリオも合流したって？」
クラピカ「そうらしい…ふふっ、これを見てくれ。キルアから送られてきた写真だ。」
「…何コレ、腕相撲百人斬りぃ？」
相変わらずだね、なんて思い出話に花を咲かせながらお弁当を頬張る。
…っていうか、ゴンもキルアもいつの間にか携帯電話買ってたのね。
レオリオは元からだけど、クラピカもいつの間にか使ってるし。
私もそろそろ買おうかな……
「私もそれ欲しいなぁ。」と呟くと、「お前はほとんど私と一緒に行動してるんだから、要らないだろう。」と素っ気なく返された。
ちぇーっ。
「あ、そういえばオークションの事だけどさ、旅団の情報って集まった？」
クラピカ「それが、ヒソカが話していたこと以外には何も知らないんだ。あれからなんの音沙汰も無いし。」
「そっか…情報屋でも雇ったらいいのかな。」
クラピカ「情報屋か。悪くは無いが…あと二週間程で有益な情報が得られるとは思えないな。」
「「うーん…」」
精一杯頭を回転させてみるけど、一向に解決策が浮かびそうにない。
「未来でも覗ければいいのにね。」
クラピカ「あぁ、そうだな。
…ん？未来を覗く？？」
「へ？」
クラピカ「A、よくやった。私達が求めているのはそれだ！！」
「いや、どういうことよ。」
冗談交じりの呟きに帰ってきた反応は意外なものだった。
未だ察しがつかない私に反して、案が浮かんだらしい彼は嬉嬉として私の背中をバシバシ叩く。
クラピカ「こうしちゃ居られない。行くぞ！」
「だから何処に行くのさ！」
クラピカ「良いから来てくれ！」
されるがままに手を引かれ、私達はノストラード邸本館へと駆けて行った。
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
