#123 ページ13
タクシーを捕まえて、数十分。
辿り着いたのは、工事現場のように荒れた岩場。
そして、地面にぽっかりと空いた大穴には一人の大男が佇んでいた。
陰獣とかいう特殊能力を兼ね揃えた人達が果敢にも戦いを挑んだが全く適わず、倒れていく彼らを見て大男はガッハッハッと景気よく笑った。
(ん…？この声はどこかで＿＿)
大男「何だ、もう終わりかぁ？俺はまだまだ戦い足りねぇぜ。」
挑発するように人差し指をクイッと曲げてこちらに歩み寄ってくるその男。
その距離が20メートルを切った時、私はその既視感を思い出した。
*
『おい、居たぞ！アイツの子供だ。』
『捕まえろ、人質くらいにはなるだろ。』
*
「＿＿＿＿ッ！？」
クラピカ「A！？」
(間違いなく、あの男は あの時 私を捕まえて、奴らに引き渡した男だ。)
気付いたら走り出していて、センリツに追いつかれた時には来たことも無い深い森の中に居た。
センリツ「ハァハァ……A、どうしたの。急、に走り出して。」
「ごめん、センリツ。嫌なこと思い出しちゃって。」
センリツ「深入りするつもりは無いわ、今日はもう戻りましょう。」
「…うん。」
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
