#121 ページ11
一通りオークション会場を探索してみたけど、旅団の姿は疎か手掛かりになりそうなものの一つさえ無かった。
クラピカ「くそっ…逃げられたか。」
「まだ感情的になっちゃダメだよ。他の組の人達の情報を聞いてない。」
クラピカ「そうだな。…悪い。」
タイミング良くクラピカの携帯電話が軽快な音楽を奏でた。文字盤に見えたのはセンリツの名前。
「もしかして本当に旅団が見つかったのかも。」なんて顔を見合わせてから、彼は電話に出た。
クラピカ「どうしたんだ、センリツ？
＿＿＿旅団が！？分かった、直ぐに向かう。あぁ、Aも一緒だ。＿＿了解だ、それでは。」
パタンと画面を閉じると、彼はじっと私の目を見つめた。
クラピカ「なぁA、旅団が見つかったそうだ。」
「…うん。」
クラピカ「もう戻れない所まで来てしまったようだな。」
そう言って彼は悲しそうに笑った。
「ねぇクラピカ、どんな結末が待っていたとしても私は貴方の隣にいるよ。」
クラピカ「…それは頼もしいな。」
その言葉が本心だったのか皮肉だったのか、きっと彼でさえ分かっていなかったと思う。
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
