#139 ページ29
クラピカside
クラピカ(はぁ…やはり彼らが一緒に居る所を目にすると心がモヤつく。)
半ば強引に、キルアに売店へと連れていかれるAに手を振っていると、ふとゴンに尋ねられた。
ゴン「ねぇ、クラピカってAのこと好きなの？」
クラピカ「へ？」
予想外の質問に間抜けな声を漏らしてしまった。彼はそれを変にからかったりすることなく、少し大人びた表情をして話を続けた。
ゴン「多分ね、キルアはAのこと好きだよ。」
あぁ、それは何となく分かっていた。
それから、彼がそれに自覚していないであろうということも。
ゴン「でもね、Aはキルアのこと弟みたいにしか思ってない。」
それはどうだろうか。
以前彼の家を訪れた時も、電話した時も…彼女だってキルアのことを大切に思っていると捉えられる側面はいくらでもあった。
私が納得のいかないといった顔をしていたのか、ゴンはまたいつものような調子を取り戻して話を続けた。
ゴン「あっ、その…俺余計なこと言っちゃったかな？」
クラピカ「余計？」
ゴン「…いや、なんでもないや。俺キルア達の所に行ってくるから、クラピカは場所取りしといて！」
クラピカ「？あぁ、構わない。」
バタバタと飛び出して行った彼の背中を視線で追い駆けて、「変なゴン。」と呟いた。
クラピカ(それにしても、「好き」ということはそんなにも重要なことなのだろうか。
レオリオにしろセンリツにしろ…最近やけにその事を尋ねられるな。)
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かにかま(プロフ) - みなみさん» 初めまして、素敵なコメントをありがとうございます(^^) 最近はプライベートが色々と忙しいので更新頻度が低いのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - コメ失礼します…！とっても面白いです！！すごい好きです！これからも頑張ってください…！！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 1440843f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年10月6日 23時
