#104 ページ24
大広間の奥から響く優しい音色は初めて聴いたものに違いないのに、何だか懐かしいような不思議な感じがした。
好奇心に胸を弾ませて、クラピカの右手を離して音のする方へと向かって行くと……
センリツ「あら、Aちゃん？」
「あれ、センリツさん！？センリツさんが言ってたお仕事ってここのことだったの？」
センリツ「えぇ。それならAちゃんが言ってたのもここだったのね。これから仲間になるんだから、センリツで構わないわ。」
「センリツ、センリツ、センリツ…何か下の名前で呼ぶのって緊張するね。」
センリツ「ふふっ、Aってば変な子ね。」
「わわっ、名前呼びだ！！」
センリツは笑いながら、「悪く言ってたのは秘密ね。」と口元に人差し指を当てた。
いつかまた会える気がするとは言ったものの、こんなにも早い再会をするとは思いもしなかったので驚いた。
まさかここの事だったとはね……
紹介所の叔母さんはノストラード家の事を悪評していたけど、クラピカや彼女と一緒なら何だか耐えられそうな気がした。
「ねぇねぇ、センリツの音 もっと聴かせてよ。」
センリツ「ふふふ、ご期待に添えるかしら。」
クラピカ「私もお邪魔して良いだろうか。」
「あ、クラピカってばいつの間に。」
センリツ「勿論よ、その方が弾き甲斐が有るわ。」
後に何が待ち構えているかなんて事は考えないで、ただ隣にいて落ち着く二人と影を重ねることの出来るこの瞬間を胸に刻んだ。
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かにかま(プロフ) - (名前)さきのさん» コメントありがとうございます。褒められると伸びるタイプなので、そう言って頂けて嬉しいです笑 今後ともお楽しみ頂けますように精進しますね。 (2019年10月1日 0時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)さきの(プロフ) - 毎日1話ずつ更新してくださってありがとうございます！1日の終わりにこの小説を楽しみにしています^ ^更新頑張ってください！！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: 7fbb21366a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 林 香織?さん» 素敵なコメントをありがとうございます！ これから紐解いていくので、楽しんで頂けたらうれしいです(^^) (2019年9月24日 19時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
林 香織?(プロフ) - この小説めっちゃ好きです…ヒソカの大事な人の事も気になりますし、不器用な夢主、愛に気づかないクラピカ。めちゃくちゃ面白いです！更新ファイトです！ (2019年9月24日 16時) (レス) id: 3baa06326a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！とても励みになるコメントをありがとうございます。これからも楽しんでもらえますように精進しますね。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年9月6日 22時
