#102 ページ22
クラピカside
クラピカ「いつの間に仲良くなってたんだな。」
「クラピカが読書してるうちにね。だって構ってくれないんだもん。」
クラピカ「ははっ、拗ねるなよ。」
「べ、別に拗ねてなんかないですー。」
頬を膨らませる様子が、まるでハムスターみたいだ。
ふふっ、と笑みを零すと溝落ちの辺りを肘打ちされる。
「なんで笑うの！」
Aのやつ、イズナビとの特訓で着実に体術の腕を上げたな。…自らの身をもって実感したいとは夢にも思わなかったけども。
ズキズキ痛むそこを擦りながら足を進めると、町外れというには相応しいほどに大きな森に入る。
それから間もなくして、キルアの実家ともいい勝負が出来そうな広々とした豪邸に突き当たった。
「…此処だよね、ノストラード邸って。」
クラピカ「あぁ…何というか、思った以上に大きいな。」
「緊張するね。」
クラピカ「そうだな。」
ゴクリと唾を飲んで、身長の何倍もある門の呼び鈴を押した。
ピンポーン
クラピカ「紹介所からの案内で来た。クラピカとAだ。」
ガラガラ……
何を返されることも無く、自然と門が開いた。大きな門が空けた隙間は僅か50cm程で、私達が招かれざる客であることを暗示しているかのように思えた。
玄関前に佇む、何十匹もの威嚇した動物達を見据えて、黙ってAの手を取り先頭を行った。
Aは闘えないんだ。
私が守らなくては。
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かにかま(プロフ) - (名前)さきのさん» コメントありがとうございます。褒められると伸びるタイプなので、そう言って頂けて嬉しいです笑 今後ともお楽しみ頂けますように精進しますね。 (2019年10月1日 0時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)さきの(プロフ) - 毎日1話ずつ更新してくださってありがとうございます！1日の終わりにこの小説を楽しみにしています^ ^更新頑張ってください！！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: 7fbb21366a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 林 香織?さん» 素敵なコメントをありがとうございます！ これから紐解いていくので、楽しんで頂けたらうれしいです(^^) (2019年9月24日 19時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
林 香織?(プロフ) - この小説めっちゃ好きです…ヒソカの大事な人の事も気になりますし、不器用な夢主、愛に気づかないクラピカ。めちゃくちゃ面白いです！更新ファイトです！ (2019年9月24日 16時) (レス) id: 3baa06326a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！とても励みになるコメントをありがとうございます。これからも楽しんでもらえますように精進しますね。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年9月6日 22時
