不機嫌なオレンジジュース ページ18
あの日の意味深な質問を境にして、三郎は妙に素直になったような気がする。
夏休みも残り僅かとなったこの頃、事務所の一角で共にペンを走らせる仲となった彼を一瞥してAはそんなことを考えた。
「A、三郎。どうだ、捗ってるか。」
「一兄！勿論です。」
「順調ですよ。」
「ふふ、そうか。そりゃ良かったよ。これ、差し入れな。」
グラスに注がれたオレンジジュース。
蒸し暑い季節にはぴったりの爽やかさがあった。
一郎さん、ありがとうございます！
流石一兄！
顔を輝かせる二人に、一郎は笑った。
「ははは、さっきまで難しい表情してたのに。俺は依頼に行ってくるから、何かあったら連絡しろよ。」
「「はーい」」
何て無駄のない言動。
洗練された優しさ……。
「一郎さん、格好いいね。」
ストローを噛みながらそう呟くと、三郎は一瞬目を丸くして、そして大きな溜め息をついた。
「え……何で不機嫌そうなの。」
「別に？Aの思い違いじゃない。」
(いや、絶対に不機嫌でしょ。)
一兄は尊敬する人だから……って、言ってたのに。自分の好きな人が誉められたら普通嬉しいものじゃないの？
相変わらず気難しい人だな、とAは眉を潜めた。
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あぽろ(プロフ) - 描いて下さりありがとうございます…(？)めちゃくちゃいい作品で、びっくりしました…！ (2021年5月1日 5時) (
レス) id: a236361d3f (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 茉莉さん» コメントありがとうございます。わー、そうなんですね！茉莉さんの推しのイメージを壊さないように頑張ります(^^) (2020年11月27日 19時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 更新お疲れ様です！！強盗役のラップ私も好きですwwしかも三郎くん私の推しなんで我得でしかない…//(キモい) 応援してます〜！！ (2020年11月27日 17時) (レス) id: 78857a4183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a062/
作成日時：2020年11月26日 1時
