#79 ページ36
扉の外から拍手が聞こえてきた。
もしや……
ヒソカ「いやぁ…本当に君達には飽きないよ♡」
予想通り姿を現したヒソカは、部屋の真ん中まで来るとパチンと指を鳴らした。
カナリア「ゴホッゴホッ」
「「「「「！？」」」」」
ゴン「カナリアが生き返った！？」
クラピカ「…いや、違う。攻撃を受ける寸前にトランプでガードしたんだ。」
ヒソカ「そういうこと♣」
本当にこの人は何がしたいのかよく分からない。これが初めての奇術師の種明かしだったのか、イルミは心做しか驚いた顔をしているように見えた。
イルミ「ヒソカ、余計なことしないでよ。」
ヒソカ「君こそAに怪我させただろ、これはお返しさ。」
今回ばかりはヒソカに感謝する面々であったが、キルアの兄弟達はつまらなさそうな顔をしていた。
ミルキ「何だよ、兄貴の術も大した事ねぇな。」
カルト「…ハァ。」
イルミ「うるさいな。」
カナリアの咳が落ち着くと、イルミはキルアの正面にしゃがみこんだ。
イルミ「キル、ミルキが言った通り 俺の術は大したことない。それなのに何でお前が簡単に引っかかったのか分かるか？」
キルア「…。」
イルミ「それはお前には紛れもない暗殺者の素質、ゾルディックの血が流れているからさ。いつかお前は絶対にこいつらを殺す、この言葉をよく覚えておけよ。」
そう伝えると、彼らは部屋を後にした。
暫く俯いたまま居たキルアだったけど、彼にはゾルディックの呪縛から逃れるだけの強さを持っていると思えた。
ゴン「外の世界はキルアが思ってるよりずっと広いよ。一緒に旅に出よう。」
キルア「おう！」
だって、ゴンのその言葉を聞いた時の貴方はとっても無邪気に笑ったから。
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ユーハ(プロフ) - 凄く良いですよね！私も大好きです。 (2020年11月7日 20時) (
レス) id: b943d98333 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - ユーハさん» コメントありがとうございます。はい、旧ハンターの声優さん達が大好きなので入れちゃいました(^^) (2020年11月6日 20時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
ユーハ(プロフ) - HUNTERHUNTERの舞台の話も入れてるんですね！とっても楽しいです。体調に気をつけて更新頑張ってください！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: b943d98333 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます(^^) ご期待に添えますように頑張りますね！ (2019年8月20日 3時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年8月20日 0時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年8月16日 17時
