#16 ページ17
("そう言えば、ハンター試験はどうだったの？")
夕食を終え、すっかりリラックスムードになっている三人に問いかけると、クラピカは自慢げに1枚のカードを取り出した。
クラピカ「この通りだ。」
("ご、合格したの！？")
クラピカ「あぁ。私達は三人とも晴れてハンターとなることが出来た訳だ。…だが、＿＿＿」
急に眉を顰める彼。
ゴン君なんかは、いつもの無邪気な様子からは想像できないくらいに、憎らしそうに何かを思い出しているようだった。
レオリオ「キルアっつう、一緒にハンター試験を受けたダチがもう一人居るんだが、運悪くソイツは落ちちまったんだ。」
クラピカ「それもただ不合格になったと言うだけではなく、心の深い傷を抉られるような惨い状態にさせられていた。」
ゴン「俺達、絶対にキルアを助けてやるんだ！」
と、順々に彼らは述べた。
クラピカ以外に友達という友達が出来たことの無い私は、そうやって大切に思い合える仲間がいることを何だか羨ましく思えた。
クラピカ「ここに帰ってきたのは、この家がキルアの元へ向かう空港から最も近かったからだ。」
(あぁ、なるほど。)
クラピカ「…勿論、Aの顔を見たかったからというのもあるが。」
(ふふふ、ありがとう。
私もクラピカのこと心配だったよ。)
「あら珍しい。デレちゃって。」と揶揄うレオリオさん。そんな彼の腹部にクラピカは拳を入れた。
("二人はいつもこんな感じなの？")
ゴン「えっと…まぁ、喧嘩するほど何とかってヤツなのかな？」
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金糖の少女 - 恋愛感情で動きを変えないという解釈…！！わかります！！自分も同じ解釈なんですけど恋愛小説ともなると難しいのでどうしても解釈不一致な作品ばかりになってしまうんですよね…(急募 語彙力) (12月15日 16時) (
レス) @page46 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます。シリアスなシーンが多い彼なので、創作の中だけでもほっと一息つける瞬間があって欲しいなと思い書きました(^^) お返事遅れてしまいすみません。 (2022年7月8日 0時) (レス) @page49 id: a48c4b505b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！読み終わったあと、心があったかくなった感じがしました笑 (2021年5月27日 9時) (レス) id: 21a845e247 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 凛太さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです(^^) (2020年11月11日 10時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
凛太 - めちゃ読みやすかったし、面白かったです！！！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: caca9cc888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2020年4月12日 1時
