心配ゆえの ページ27
「…え、それって大丈夫なん？」
「多分？」
バイト終わりの将吾くんとの電話タイム
声が聞きたいって送ったら1分も経たずして着信がきて今に至る
「…本当に怖いからもう辞めよ？俺がバイトするし、今月末退職ね。」
「大丈夫だって、心配しすぎじゃない？(汗)」
「俺のおらんとこでそんな感じなら気が気じゃなくなるって…。」
お願い、心配なんよ？と将吾くんのお願いモード
でもここは私も譲れない
「将吾くんの気持ちも分かるけど、私も1回生の時から働いてるし、ここまで来たら最後までいたいんだ。」
ダメかな？と今度は私のお願いモード
「ずるいって！もう！そういう時にそんなお願いしないでよ…。」
「なるべくシフト減らすからさ？」
シフトは減らしても出勤時間は延ばしちゃうけどね
「んー、じゃあ、なるべく1人にならないでください。」
「…うん。」
「やっぱ一緒に暮らそうや？」
「早いって(笑)」
将吾くんの心配性が発動しすぎている
「…不安すぎて寝れないんだけど(苦笑)」
「ごめんね？」
「いや、これは…Aちゃんのせいだね。」
「そうだよ…。」
将吾くんはスマホ越しにあー、とか、んー、とか言葉にならない言葉を発している
「…今日そっち泊まりに行ってもいい？」
「今から？」
「うん、もうあと寝るだけだからさ、明日の大学の物持ってそっち行く。」
「いや、私が将吾くんの家に行こうか？」
「嬉しい提案なんだけどさ…Aちゃんにこんな夜遅くに行動させれる訳ないでしょ(怒)」
「ご、ごめん(汗)」
「…大事だからこそ強く言ってしまうんよ、ごめんなぁ。」
ちょっと怒られちゃったけどすぐにいつもの将吾くんに変わった
「1時間もかからずに行くから大人しく待っといて？」
お家から出るの禁止！鍵はちゃんとつける！ドアロックも！
とお留守番を頼むお母さんかの如く私に言っている
「はーい…(笑)」
すぐに電話が切れ1人の時間に
「私はお風呂に入らないとじゃん(汗)」
将吾くんの到着と私のお風呂どっちが早いかのタイムアタックが始まった
「はーい…」
「お待たせ、ごめん、夜遅くに。」
「走った？」
「心配だからね。」
息が上がった状態の将吾くん
「お風呂さっき入ったん？」
「うん。」
「髪乾かしてあげる。」
「あ、ありがとう。」
結果はほぼ同着、将吾くんが走ったということもあり45分くらいで私の家に到着した
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しいたけ(プロフ) - わかめさん» わかめさんコメントありがとうございます！見覚えのある名前だと思ったら…なんとあのわかめさん…(T＿T)見てくださって光栄です！私もカラーボールの短編集楽しみに更新待っています♪今後も何卒よろしくお願いしますm(_ _)m (3月15日 16時) (
レス) id: 10e515b1cf (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 第一章(?)完結お疲れ様でした…！更新されるたびにきゅんきゅんしておりました♡素敵なお話をありがとうございました！！ (3月15日 15時) (レス) id: 4496d0f2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月28日 17時
