愛させて？ ページ37
その後は互いが互いの持ち場へ戻り交流会を楽しんだ。
ちらちら大夢の視線を感じるけども、全部気づいていないフリで押し通した
というより
「…おいし。」
この交流会に向けてスタイルキープするために食事制限をしていたからか異常な程にご飯が進む
「…スパークリングが1番♪」
ワインやビールは氷が入っていない分お酒が沢山楽しめるから私は好きだ
「…(汗)」
大夢は心配そうに私を見ている(笑)
会も終盤となり1本締めをして解散
色々な人達とも名刺交換できたし満足満足
「吉野さん？プレゼンメンバーで二次会、行く？」
「…ごめん、靴擦れ痛いから帰るね〜。」
これは嘘、本当はまだまだ歩ける
「りょうかーい！じゃあ気をつけてな〜！」
メンバーに見送られてそのまま駅へ
多分だけど、私の勘が当たっているなら
「…一緒に帰りましょう、Aさん？」
「やっぱりいた(笑)」
途中から姿が見えないなぁって思ったけど先回りしていたとは
「俺たちのお家、帰るでしょ？」
「…もう大夢の居場所ないかもよ？」
「まさか、ハムスター飼い始めた…？」
「いや、そんなことはないけど(笑)」
「分かりにくい嘘は禁止にしたでしょ！」
こら！と少し怒られたけど握っている手は優しい
彼氏ムーブではなく、本当に彼氏になってくれた大夢
「…家族から同棲の許可もらいました。」
「うそー。凄いじゃん。」
えらいえらいと頭を撫でる
「大学の卒業と生活費を折半することが条件ですけど。」
「そんなの余裕じゃん。」
「Aさんがいるなら俺なんでもできるんです。」
「ちょっと見ない間に逞しくなったね？」
「でしょでしょ♪」
言動は全然変わっていないけどね
大夢が突然私の手を引っ張り、私の手が大夢のお腹に
「…？」
「タケルと筋トレも頑張りましたよ♪」
「え、あぁ…」
前よりも身体付きも男らしくなった大夢に対して、急にお酒が回ったのかドキドキしてしまう
「…お家帰ったら。」
「ん？」
「ホテルの続き、したら困りますか？」
大夢の照れながらも私を困らせないように一生懸命お願いをしている姿がかわいくて
「…だめ。」
「ダメ？！」
「うそ。」
「どっち？(汗)」
「…私こういうの久しぶりなんだけど大丈夫？(汗)」
「遊んでる方が嫌なんで、別に気にしませんよ？」
「そ、そっか…。」
「久しぶりなら過去を全部塗り替えれますもんね♪」
「意外と大夢って…」
「Aさん、いっぱい愛させてください♪」
Fin.
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しいたけ(プロフ) - シキさん» シキさん初めまして！まさか書き手さんにも見てもらえるなんてと焦っております…。番外編も随時、こっそりと更新しますので楽しみにしてほしいです！コメントもはちゃめちゃに嬉しいです！ありがとうございました♪ (3月5日 14時) (
レス) id: 68c1161521 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！毎日ドキドキしながら更新を楽しみにしていました！今後の2人も番外編としていつかお会いできるように楽しみにしてます。素敵な小説をありがとうございました。 (3月5日 13時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - えのき茸さん» えのき茸さん、コメントありがとうございます！確認をしてみたらお話が非表示になっていました(汗)早めに気がつけてよかったです(T＿T)これからもこのようなコメントぜひお待ちしております！ (3月3日 18時) (レス) id: 56c387e988 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - 書いてほしいというお願いとかではなく、気になり過ぎておかしくなりそうなほどにしいたけさんの小説を楽しみにしている人間がいることをお伝えしたく、感想を送らせていただきました。応援しています。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - しはじめまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。私のただの希望なのですが、Nメゾンの「吊り橋効果」と「今夜は」の間にあったことを読みたいです。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月19日 14時
