Day 6 ページ19
「となると、好きな人がいるのに俺なんかと一緒にいたらダメだよね。…あと2日後だし、出ていく準備始めなきゃ…。」
しょんぼりとしながら3畳の大夢スペースに
「大夢、話聞いてよ。」
「…ごめんなさい。これ以上Aさんと一緒にいたら、Aさんの幸せ、奪っちゃいそうなんだ。」
完全にやらかした
「…大夢？」
「…今日は友達の家、行くね。」
ぱたぱたと準備を始め
いってきます
パタンと閉まるドアと1人の私
「…後悔するってことは好き、ってことなのかな。」
その後は以前のような休日ルーティン
考えないようにするため外にでて買い物へ
食材の買い置き、日用品、そして
「ぽっかり空いた穴は君が埋めてね？」
近場のペットショップに寄って
ハムスターの育てかた のリーフレットを持ち帰る
自分のために作るご飯は久しぶり
今までは家族のため、好きな人のためにしか作っていなかったから
煮込み料理は食べるのも作るのも好き
面倒だと思う人も多いけど、なんでかな
作っている時間と愛情は比例していると思っているかな？
炊き込みご飯、ぶり大根、適当に買ったサラダ
以前の彼に好かれたくて覚えた料理
家庭料理は胃袋を掴む！とかなんとか
結局振られちゃったんだけどね。
テーブルに1人分、目の前は空席
たった5日、されど5日
私の心にズカズカと入ってきた大夢は私を最大限に振り回して去っていった
「って私の責任なんだけどね。」
大夢、大夢、大夢…と頭の中で駆け回るちっちゃい子
「前まではこんな意地っ張りじゃなかったんだけどね〜。」
こじらせた女は後には引けない
ラインはあるけど連絡なんてできるはずがない
「…仕方ないぞ！吉野A！この失敗を次につなげる！」
前向きに、ポジティブに、悩んでたって明日は来る。
おやすみなさい
少しだけシングルベッドが広く感じた
＊＊＊
「！」
アラームより早く目覚めた、少しの期待を抱いて
でも、賭けはハズレ。大ハズレ。
「激重女到来かよ。」
うじうじ文句をいいながら準備を始める
「こういう時は。」
テンションが下がった時はいつもより入念にメイクすべし
＊＊＊
「…吉野さん！おはようございま…かわいい！」
「？小森さん、おはよーございます。」
距離が縮まった小森さんとぺこぺこ挨拶
「今日メイクいつもより違いますよね？合コンとか、デートですか？！」
男性社員よりきゃーきゃー！と盛り上がっている小森さん
…これもまたかわいい。
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しいたけ(プロフ) - シキさん» シキさん初めまして！まさか書き手さんにも見てもらえるなんてと焦っております…。番外編も随時、こっそりと更新しますので楽しみにしてほしいです！コメントもはちゃめちゃに嬉しいです！ありがとうございました♪ (3月5日 14時) (
レス) id: 68c1161521 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！毎日ドキドキしながら更新を楽しみにしていました！今後の2人も番外編としていつかお会いできるように楽しみにしてます。素敵な小説をありがとうございました。 (3月5日 13時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - えのき茸さん» えのき茸さん、コメントありがとうございます！確認をしてみたらお話が非表示になっていました(汗)早めに気がつけてよかったです(T＿T)これからもこのようなコメントぜひお待ちしております！ (3月3日 18時) (レス) id: 56c387e988 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - 書いてほしいというお願いとかではなく、気になり過ぎておかしくなりそうなほどにしいたけさんの小説を楽しみにしている人間がいることをお伝えしたく、感想を送らせていただきました。応援しています。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - しはじめまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。私のただの希望なのですが、Nメゾンの「吊り橋効果」と「今夜は」の間にあったことを読みたいです。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月19日 14時
