Day 4 ページ13
「大夢、待て。」
大夢は、え？というような顔でこちらを見つめている
「流れに乗ったら負けだよ、先に手を出しちゃった私が悪いんだけどね。」
「…」
「寝よっか、明日は何かあるの？」
「…バイト。」
「そっか、じゃあ早く寝ないとだね。」
「Aさんは…俺の事、嫌い？」
「嫌いじゃないよ。」
「じゃあ、好き？」
「…(笑)」
「そこではぐらかさないでよ！」
「今日はもうおしまーい。」
こっちで寝る？あっちで寝る？と答えは分かっていたが聞いてみた
「ここで一緒に寝ますもーん。」
うん、知ってた
「俺、Aさんと向き合って寝たい。これぐらいはいいでしょ？」
「貸し50くらいね。」
「いっぱい美味しいご飯つくるから、貸し50と言わずにずっと一緒にいよ？」
でもね、1週間の約束なんだよ？
その後を決めるのは、私だからね？
「…考えとく。」
気がついたら大夢の寝息が聞こえ、トクトクと心臓の音
温かい体温、たまにおでこにかかる息
心地いいんだよね
おやすみなさい
「Aさん？俺もう出るよ？」
「ん"ー、行ってらっしゃい…。」
「はーい(笑)」
今日は私が休みだから家でゴロゴロ
いつの間に私の腕から抜けていったのか
清潔感のある髪型にセットした大夢はバイト先へ
「暇だなー。」
暇、でもこれが最高の休みとも言う
「…お、作り置きじゃん♪…作り置き？」
キッチンには水につけているパスタ
『好きなレトルト使ってね。ひろむ』
ひっさびさにパスタなんて見た
「うわー、カルボナーラにクリーム、和風まであるんだ。」
最近のレトルトに関心をしながら、どれにしようかな♪と指をさしていった
「これにしよ！」
選ばれたのはクリームパスタの素でした。
「ただいま！」
「ん、おかえり。」
「なんか、すごい新鮮！お出迎えされる側もいいですね！」
なんてったってAさんがお家で待っている…！
とメルヘン気分になっている
てか、なんでこんな私がいいんだろう？
「なんか獣臭がするからお風呂入っておいで。」
「はーい。」
すっかり大夢専用になった私のパーカーを持って消えていった
「お互いのサイズがピッタリか…。」
今度大夢のニットでも着てやろうか、このやろう
大夢の部屋にあるグレーのニットに目星を付けるのだった
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しいたけ(プロフ) - シキさん» シキさん初めまして！まさか書き手さんにも見てもらえるなんてと焦っております…。番外編も随時、こっそりと更新しますので楽しみにしてほしいです！コメントもはちゃめちゃに嬉しいです！ありがとうございました♪ (3月5日 14時) (
レス) id: 68c1161521 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！毎日ドキドキしながら更新を楽しみにしていました！今後の2人も番外編としていつかお会いできるように楽しみにしてます。素敵な小説をありがとうございました。 (3月5日 13時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - えのき茸さん» えのき茸さん、コメントありがとうございます！確認をしてみたらお話が非表示になっていました(汗)早めに気がつけてよかったです(T＿T)これからもこのようなコメントぜひお待ちしております！ (3月3日 18時) (レス) id: 56c387e988 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - 書いてほしいというお願いとかではなく、気になり過ぎておかしくなりそうなほどにしいたけさんの小説を楽しみにしている人間がいることをお伝えしたく、感想を送らせていただきました。応援しています。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - しはじめまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。私のただの希望なのですが、Nメゾンの「吊り橋効果」と「今夜は」の間にあったことを読みたいです。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月19日 14時
