吊り橋効果 ページ12
「用意、できました。」
とソファの上で正座している大夢
「ん、おやすみ〜。」
「あれ？俺ソファ？ベッドじゃないの？」
「本当に一緒に寝たかったの？じゃあおいで？」
からかってただけなんだけど、本気にしていた大夢がかわいくてまたからかう
「〜〜〜！、本当にそっち行きますからね！」
ぼふっ
とベッドの中に潜り込み
リモコンライトで電気を消された
即部屋は暗くなり、もう何も見えない
「なになに(笑)顔見れないじゃん。」
「うるさい！寝るの！」
「癒しが足りないよ〜。」
うえーんと泣いた振りをすると
「…もう。」
とちょっとだけくっついてきた
体勢は大夢が私に背中を向けている状態
でもシングルだから結構余裕は無い
「…ごめんね。」
強がっている大夢がかわいくて愛おしくて
先に謝って後ろから抱きしめた
「！」
「あー、かわいいね。」
かわいいと言えど骨格はゴツゴツとしており男の子なんだな〜って印象
髪や首筋から同じシャンプーが香ってきて
一緒に住んでいるんだなと実感
「吸うなら、大夢がいいな。」
「何言ってんすか！」
焦っている大夢の首筋をすーーーっと吸った
「同じ匂い♪」
がばっ！と大夢が起き上がり
「俺だって！普通に男だからね？！」
焦った時は俺って言うんだよね、こっちの方が素なのかな？
Aさん、
「好き、好き、大好き。」
「んー？」
「キス、させてください。」
急な告白に笑うしかなかった
まだ出会って4日目、同居してから3日目
流石におかしい
「吊り橋効果的なヤツだから、本当に好きなんじゃないと思うよ？」
「いや、俺は好きだから。本当に。お願い、キスしたい。」
だいぶ暗闇に目も慣れてきて大夢の顔が見えてくる
真剣な目、いつもと違うキリっとした顔
「本当にしたいの？」
「したい。Aさんに煽られたから、結構俺も我慢してたのに。」
「そっかそっか。」
「かわいいのはAさんだし、俺だってAさんのこと吸いたい。」
「うんうん。」
「タバコとか、音楽とかよりも。もっと俺を必要として、大切にして。…依存、して？」
「…」
「…どうしたら恋人まで昇格しますか？」
のらりくらりと返事をしていたが、どうやらこの男本気らしい
「なんで私？」
「わかんないよ。」
「他の人と暮らしてたら他の人を好きになってた？」
「そういうたられば分からないから。」
だって
「今はAさんしか見えていないから。」
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しいたけ(プロフ) - シキさん» シキさん初めまして！まさか書き手さんにも見てもらえるなんてと焦っております…。番外編も随時、こっそりと更新しますので楽しみにしてほしいです！コメントもはちゃめちゃに嬉しいです！ありがとうございました♪ (3月5日 14時) (
レス) id: 68c1161521 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！毎日ドキドキしながら更新を楽しみにしていました！今後の2人も番外編としていつかお会いできるように楽しみにしてます。素敵な小説をありがとうございました。 (3月5日 13時) (レス) id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - えのき茸さん» えのき茸さん、コメントありがとうございます！確認をしてみたらお話が非表示になっていました(汗)早めに気がつけてよかったです(T＿T)これからもこのようなコメントぜひお待ちしております！ (3月3日 18時) (レス) id: 56c387e988 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - 書いてほしいというお願いとかではなく、気になり過ぎておかしくなりそうなほどにしいたけさんの小説を楽しみにしている人間がいることをお伝えしたく、感想を送らせていただきました。応援しています。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
えのき茸 - しはじめまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。私のただの希望なのですが、Nメゾンの「吊り橋効果」と「今夜は」の間にあったことを読みたいです。 (3月3日 13時) (レス) id: e5a5f39e57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月19日 14時
