やっぱり見ていた ページ9
「藤田さん、尾崎くんと仲良かったの？」
「この前数Bの教科書貸してから少し話をしただけだよ！」
富士田さんから声を掛けられ返答
「やっぱり社交性があるもんね、そうだもんね。」
納得したような富士田さんとピーンと閃く私
富士田さんは、尾崎くんと仲良くなりたいってこと…
だよね？
「尾崎くんのこと気になるの？」
「んー、そういうよりも最近…」
チャイムが鳴り会話もストップ、めっちゃ気になるところで…
次回の会話のネタになる！と前向きに考え数学に取り組む
＊＊＊
「お昼だー！Aごはん食べよー！」
「いいよー！」
いそいそと椅子を動かし
いただきます。
パカッとお弁当を開くと、ネギ入りの卵焼き。
うん、私の大好きなやつ。
「昨日一緒に帰れなくてごめんねー。スタバの新作飲んだ？めっちゃ美味しかったよ！」
「あ、もう飲んだの？」
「うんー、昨日別の友達と飲みに行ってさ、今回当たりだったよ！またAも行きなね！」
そっか
私は一緒に飲みに行きたかったんだけどね。
「飲みに行ってみるね、教えてくれてありがとう。」
上手く笑えていた…よね？
「…」
その後は当たり障りのない会話をした。
と言っても聞き役のことが多く私からは特に会話をしてない。
＊＊＊
ぼーっとしていたら6限目も終わり下校。
あの後は普通に授業を受けて、普通に掃除をして、普通に…なんかしていたはず。
靴箱でローファーを履いてると、イヤホンをつけた藤牧くんが現れた
デジャブだ、すぐに避けないとまずい
急いで履き替え、早足で後にするも
「藤田」
藤牧くんに呼び止められた
「ハンカチ、落としてる。」
「わ、本当だ。教えてくれてありがとう。」
とてとてと靴箱までUターン
「…なんでさ」
藤牧くんが私に話しかけているような気がする
「なんでそんなに作り笑いすんの？」
「…やっぱりそう見えてます？」
「めちゃくちゃ、かなり、もう非常にって感じ。」
藤牧くんは私が予想しているよりも、私のことを見ていた。
「まぁ、それだけ。じゃあ。」
片耳のイヤホンをつけ直し眠そうな顔で帰って行った。
かすかにイヤホンから聞こえたギターのジャカジャカ音
半開きのリュックにポケットに手を入れている姿
ふわっと残る石鹸の香り
まずい…藤牧くんが気になってきた。
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いかだべーすけ - 京介sideありがとうございます！！想像通りきゅんきゅん通り越して、ぎゅんぎゅんでした😍これからも楽しみにしてます🫶 (2月18日 13時) (
レス) @page44 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - あの！できればで全然大丈夫なんですが、京介sideも見てみたいかもです､､！ご検討よろしくお願いします！🙇 (2月17日 18時) (レス) id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - しいたけさん» ありがとうございます！！！！！めちゃくちゃ楽しみにしております！洪水状態まで読ませていただきました、最高すぎます！🫶 (2月17日 18時) (レス) @page35 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - いかだべーすけさん» べーすけさんのためにも張り切って創作していきます😊2人のこれからの展開を楽しみにしてください🫶🫣 (2月17日 11時) (レス) id: 814a8b496f (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - 感情移入です！誤字すみません！ (2月16日 19時) (レス) id: 2dd3b11f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月14日 13時
