洪水状態 ページ36
「藤牧くん」
…
返答もしなくなった、短時間で口というか声帯消えました？
「藤牧くーん？」
「…聞こえてるから。」
「よかったぁ。」
このよかったは声帯がなくなってないことに対してね
「あんまりさそういうこと、しない方がいいよ。」
「どういうこと？」
「気軽に触ったりさ、まあ俺だからね、俺だから別に誤解とかはしないけど、どうせ無意識にしてきたんだろうなって予測はついてるからさ。」
いつもとは違うたどたどしく、でも部分的には早口で
けれど変にアピールしてくる所は紛れもなく
私の"好きな"藤牧京介くんなので
「…触りたいな〜って思ったから触ったんだよ？」
とりあえず違うところは否定しておかないとね？
見つめあって数秒
藤牧くんはこっちの出方を気にしてる
主導権を握っているような感覚に
ちょっとだけ優越感
あの放課後の藤牧くんもこんな気持ちだったのかな？
あの時のお返し、させてくださいね
「藤牧くん」
「なに？」
「…好きですよ？」
はいはい、とか流してくるに1票
「…本気にするけど大丈夫そう？」
ぶつかった視線は、まなざしは私よりも強く
あ、形勢逆転だ
今度は私の顔が赤くなる番
「その好きってさ、結局なんなの？」
「この好きは、好きなんだよ？」
「全然さ信じられないんだけど。」
じとーっと睨むようなけれど優しい視線
少しくらいは信じてよー(泣)
「伝わらない？」
「1ミクロンもな。」
英語苦手なのにカタカナ英語使うのかわいいな〜
「藤牧くん私ね、告白って初めてだからさ、これ以上どうやって伝えたらいいのかもう分かんないや。」
いつも私のことを見ていた藤牧くんなら分かると思ったのにーとちょっとだけ照れ笑い
「ちょっとタイム、もうマジで。」
またカタカナ英語だ、ふふふ
「授業始まるから戻れ！笑ってんじゃねーよ！(怒)」
まだ10分前じゃん
チャイム5分前に登校する人が何言ってるんですか
今からキャラ変は流石に無理がありますよ
でも、これ以上怒られたくない私は
「はーい」
ととりあえず席についた
斜め後ろをチラっと見るとまた突っ伏していた
「…せっかくの好きな顔が見えないじゃん。」
溢れたものは止まりません。
好きの感情は心に留まれず、口からぽろぽろ出てしまったのだ
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いかだべーすけ - 京介sideありがとうございます！！想像通りきゅんきゅん通り越して、ぎゅんぎゅんでした😍これからも楽しみにしてます🫶 (2月18日 13時) (
レス) @page44 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - あの！できればで全然大丈夫なんですが、京介sideも見てみたいかもです､､！ご検討よろしくお願いします！🙇 (2月17日 18時) (レス) id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - しいたけさん» ありがとうございます！！！！！めちゃくちゃ楽しみにしております！洪水状態まで読ませていただきました、最高すぎます！🫶 (2月17日 18時) (レス) @page35 id: fb4d5611fc (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ(プロフ) - いかだべーすけさん» べーすけさんのためにも張り切って創作していきます😊2人のこれからの展開を楽しみにしてください🫶🫣 (2月17日 11時) (レス) id: 814a8b496f (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - 感情移入です！誤字すみません！ (2月16日 19時) (レス) id: 2dd3b11f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけ | 作成日時：2024年2月14日 13時
