女子高校生とテスト4 ページ35
「いやァ、テストも終わったアルな!これで存分に遊べるアルヨ!!!」
「でも、返却が1番嫌なんだよね…。」
あれからテストも終わって数日。
「そういえば、今日上位者張り出しの日よね?」
“Aちゃん見に行ってくれば?”と妙ちゃんが言う。
ウチの学校では、1位から30位までの成績上位者が張り出される仕組みだ。
「え〜…どうしようかな。」
「ほら、一緒に行きましょ。」
「私は行かないアルヨ。どうせ見ても乗るわけ無いアル。」
「あら、神楽ちゃんには言ってないわよ?」
「むー!酷いアル姉御!!」
「冗談よ、冗談。」
ふふふと妙ちゃんが笑った。
「って事で、行くわよ、Aちゃん。」
「はいはい、分かったよ。」
妙ちゃんに手を引かれて、そのまま張り出しの紙の所まで2人で行った。
「あら、凄いわ!Aちゃん2位に入ってる!」
「え、2位?」
妙ちゃんが肩をバシバシ叩くので、“痛い痛い”と言いながら紙の上の方を見た。
「おぉ、ほんとだ。」
2位 佐々木A ・・・
確かに書かれている。
「凄いじゃないの!!おめでとう!」
「ありがとう。でも、そんな事ないよ、妙ちゃん。」
しかし、2位なら当然1位が気になる訳で。
「1位は…。」
1番上の名前を読む。
「お、お、沖田総悟!?!?!?」
1位 沖田総悟 ・・・
確かに紙に沖田君の名前があった。
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三日月夜丞(プロフ) - 冒頭の小説の説明から惚れました。「アンタが欲しい。力ずくでも。」ってナニソレ???????めちゃくちゃ惚れたんですが????????応援してます。頑張ってください。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: a042f81cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕鈴 | 作成日時:2020年1月23日 1時